ちゃ‐ちゃ【茶茶】
1 他人の話に割り込んで言う、ひやかしや冗談。「まじめな相談に—が入る」 2 《近世上方女性語》茶のこと。「もしお入りなされ。—上がってお出(いで)んかいな」〈滑・膝栗毛・六〉
ちゃちゃ‐く・る【茶茶くる】
[動ラ四] 1 男女がひそかにたわむれる。ちちくる。「あの見るかげもない頼朝と—・りあうて」〈浄・蛭小島武勇問答〉 2 動詞の連用形に付いて、散々…にする意を表す。めちゃくちゃに…する。「うるさ...
ちゃちゃ‐むちゃく【茶茶むちゃく】
[形動ナリ]物事が台なしになるさま。めちゃくちゃ。「通人だの通り者だのといふ奴は…皆身上—だ」〈滑・浮世床・初〉 [補説]「ちゃちゃむちゃ」「ちゃちゃむちゃくちゃ」「ちゃちゃむちゃこ」などの形で...
茶茶(ちゃちゃ)を入(い)・れる
じゃまをする。水をさす。「まとまりかけた話に—・れる」
ちゃ‐つう【茶通/楪津宇】
砂糖と卵白とをすりまぜ、小麦粉と片栗粉を入れてこねた皮でゴマ入りのあんを包み、その上に茶の葉をつけて焼いた菓子。
ちゃ‐つき【茶坏】
昔、茶を飲むために用いた陶製の器。後世の茶碗の類。
ちゃ‐つぼ【茶壺】
葉茶の貯蔵・運搬に用いる陶製の壺。
ちゃつぼ【茶壺】
狂言。詐欺師が、街道で寝ている男から茶壺を取ろうとして争っていると、その地の目代(もくだい)が仲裁に入り、茶壺を持ち去る。
ちゃつぼ‐どうちゅう【茶壺道中】
江戸時代、宇治の新茶を将軍家へ運ぶ行事。また、その行列。江戸から東海道を経由して茶壺を下し、帰路は中山道を利用した。
ちゃ‐つみ【茶摘み】
茶の葉を摘みとること。また、その人。《季 春》「むさし野もはてなる丘の—かな/秋桜子」