ちゃつぼ【茶壺】
狂言。詐欺師が、街道で寝ている男から茶壺を取ろうとして争っていると、その地の目代(もくだい)が仲裁に入り、茶壺を持ち去る。
ちゃつぼ‐どうちゅう【茶壺道中】
江戸時代、宇治の新茶を将軍家へ運ぶ行事。また、その行列。江戸から東海道を経由して茶壺を下し、帰路は中山道を利用した。
ちゃ‐つみ【茶摘み】
茶の葉を摘みとること。また、その人。《季 春》「むさし野もはてなる丘の—かな/秋桜子」
ちゃつみ‐うた【茶摘み歌/茶摘み唄】
茶摘みのときに歌う歌。《季 春》
ちゃ‐づけ【茶漬(け)】
1 飯に熱い茶をかけること。また、その飯。薄味のだし汁をかけることもある。 2 粗末な食事。また、簡単な食事。
ちゃづけ‐めし【茶漬(け)飯】
1 「茶漬け1」に同じ。 2 手軽であること。簡単であること。「こんなことは—だ」〈歌舞妓年代記・三〉
ちゃづけ‐や【茶漬(け)屋】
1 茶漬けを食べさせる店。 2 手軽な食事をさせる店。小料理屋。
ちゃ‐づつ【茶筒】
茶の葉を入れておく筒形の容器。古くは木・漆器などを用いた。
ちゃづ・る【茶漬る】
[動ラ四]《「茶漬け」の動詞化》茶漬け飯を食べる。「酒をばよして—・んなんせば好(い)い」〈洒・四十八手〉
ちゃ‐てい【茶亭】
茶店。また、茶室。「真葛ヶ原のある—の入口のところに来て」〈近松秋江・黒髪〉