つき‐かか・る【突(き)掛(か)る】
[動ラ五(四)] 1 突きながら襲いかかる。「牛が急に—・る」 2 「突っ掛かる」に同じ。「いつも私(わちき)が—・り、愛相づかしの茶わん酒」〈人・梅児誉美・後〉
つきよ‐たけ【月夜茸】
ツキヨタケ科の毒キノコ。ブナの枯れた幹に多数出る。傘は厚く、半月形に広がり、短い柄がある。上面は滑らかで黄茶色から暗赤色、下面は白色だが、暗所で見ると青白く光る。《季 秋》
つくつく‐ぼうし【つくつく法師】
《鳴き声から。「法師」は当て字》セミ科の昆虫。体長は翅(はね)の先まで約4.5センチ、暗黄緑色の地に黒紋があり、背にW形の紋をもつ。晩夏から秋にかけて現れ、雄はツクツクオーシと鳴く。寒蝉(かんせ...
つくばい【蹲/蹲踞】
茶室の庭先に低く据え付けた手水(ちょうず)鉢。
つ・ぐ【注ぐ】
[動ガ五(四)]《「継ぐ」と同語源》容器に物を満たす。特に、液体を容器にそそぎ入れる。「御飯を—・ぐ」「お茶を—・ぐ」 [可能]つげる
つしま‐やき【対馬焼】
対馬から産出した焼き物。ふつう、朝鮮の釜山窯(ふざんよう)のものも含めていう。享保(1716〜1736)ごろ朝鮮の陶法が伝えられて創始。茶器が主で、陶器のほか磁器も焼いた。
つた‐もみじ【蔦紅葉】
紅葉したツタの葉。《季 秋》「—朝から暮るるそぶりなり/一茶」
つち‐とりもち【土鳥黐】
ツチトリモチ科の多年草。暖地にみられ、ハイノキなどの根に寄生。高さ約10センチ。根茎は黄茶色の不規則な塊状をし、鳥もちを作るのに利用。茎は鱗片(りんぺん)で包まれ、赤茶色。雌雄異株。秋、茎の先に...
つつ‐ぢゃわん【筒茶碗】
筒形をした底の深い茶碗。熱が逃げないので、茶道では寒中に用いる。
つつみ‐やき【堤焼】
仙台市青葉区堤町で生産される茶器・花びん・酒器などの陶器。元禄年間(1688〜1704)江戸の陶工上村万右衛門が仙台の台の原で創始。のち窯が堤町に移り、この名がついた。特に堤人形は有名。