ひいらぎ【柊/疼木】
1 モクセイ科の常緑小高木。山地に自生。葉は卵形で厚く、縁にとげ状のぎざぎざをもち、対生する。雌雄異株。10、11月ごろ、香りのある白色の小花を密生し、楕円形で黒紫色の実を結ぶ。生け垣や庭木とさ...
ひかげ‐ちょう【日陰蝶】
ジャノメチョウ科のチョウ。翅(はね)は開張5〜6センチで茶褐色、前翅に淡色の斜めのすじがあり、後ろ翅には5個の白紋がある。林間に多い。幼虫の食草は竹・笹類。
ひがしやま‐ぶんか【東山文化】
東山時代の文化。公家文化・武家文化に禅宗文化の融合したもので、庭園・書院造り・華道・茶道・水墨画・能・連歌など各分野の発達が目覚ましく、近世文化の源流をなす。義満時代の北山文化に対していう。
ひき‐きり【引(き)切り】
《「ひきぎり」とも》 [名] 1 手元に引くようにして切ること。 2 茶道で、茶釜の蓋をのせておく竹製の蓋置(ふたおき)。 3 「引き切り鋸(のこぎり)」の略。
[名・形動ナリ]せっかちでゆ...
ひき‐ちゃ【碾き茶/挽き茶】
上等の葉茶をひいて粉末にしたもの。抹茶。
ひき‐て【引(き)手】
1 障子・戸・引き出しなどの開閉の際、手をかけるために取り付けた金具や紐(ひも)。 2 引っ張る人。物を引く人。 3 手引きする人。案内する人。 4 「引き手茶屋」の略。
ひきて‐ぢゃや【引(き)手茶屋】
遊郭で、客を遊女屋へ案内する茶屋。
ひき‐や【挽き家】
主に茶入れを仕服(しふく)に入れて保存する器。木材を挽いて棗(なつめ)形の蓋物(ふたもの)に作る。
ひ‐くず【簸屑】
穀類や茶などを箕(み)でふるったときに出る屑。
ひくず【簸屑】
狂言。和泉(いずみ)流。茶の簸屑をひきながら眠ってしまった太郎冠者に、次郎冠者が鬼の面をかぶせる。主人が帰って、鬼と思って追い出そうとするうちに面がとれる。