ほた【榾/榾柮】
《「ほだ」とも》炉やかまどでたくたきぎ。小枝や木切れなど。《季 冬》「おとろへや—折りかねる膝頭/一茶」
ほた‐び【榾火】
《「ほだび」とも》「焚(た)き火」に同じ。《季 冬》「子宝がきやらきやら笑ふ—かな/一茶」
ほた‐ほた
[副] 1 機嫌よくうれしそうなさま。「母親は—として茶を進めながら」〈一葉・十三夜〉 2 しずくや花などが続いて落ちるさま。「—としずくがたれるのを」〈中勘助・銀の匙〉
ほの‐み・える【仄見える】
[動ア下一][文]ほのみ・ゆ[ヤ下二]かすかに見える。ほのかに見える。「杉林は焦げ茶色の暗さのうちに、もの明るさが—・えていた」〈康成・春景色〉
ほら‐ぐち【洞口】
茶室などで、床の間の脇壁に設けた開口部。床脇を広くみせるためのもの。縁(ふち)を壁土で塗りめぐらし、上部は半円形とする。
ほら‐どこ【洞床】
茶室の床の間の一様式。床の前面の間口より床内が広く、洞を思わせるような床。
ほりこし‐くぼう【堀越公方】
伊豆堀越にあった室町幕府の東国支配機関。また、その長である足利政知の称。鎌倉公方足利成氏が幕府に背いて下総(しもうさ)の古河(こが)に移ったのち、将軍義政は弟政知を下向させたが鎌倉に入れず、ここ...
ほろ‐がや【母衣蚊帳/幌蚊帳】
竹や針金などを骨にし、ほろのように作った幼児用の小さな蚊帳。《季 夏》「むら雨や—の子に風とどく/一茶」
ホワイト‐ティー【white tea】
⇒白茶
ほん‐がって【本勝手】
1 床の間で、向かって左に本床、右に床脇棚があるもの。右勝手。⇔逆勝手。 2 茶の湯で、客が主人の右手に座るかたちの茶席。また、その場合の点前(てまえ)。右勝手。⇔逆勝手。 3 生け花で、客位が...