わに‐がわ【鰐皮】
ワニの皮。黒茶色で光沢があり、じょうぶで軽い。かばん・ベルトなどの材料。
わび【侘び】
《動詞「わ(侘)びる」の連用形から》 1 茶道・俳諧などにおける美的理念の一。簡素の中に見いだされる清澄・閑寂な趣。中世以降に形成された美意識で、特に茶の湯で重視された。→寂(さび) 2 閑寂な...
わび‐すき【侘び数奇/侘好】
《「わびずき」とも》茶の湯の侘びを愛好すること。また、その人。
わびすけ【侘助】
ツバキの一品種。花は一重で小さく、半開状に咲き、白・桃・紅色などのものがある。茶人に好まれ、茶花や庭木とされる。《季 冬》「—や障子の内の話し声/虚子」
わび‐ちゃ【侘び茶】
茶の湯の一。道具や調度の豪奢(ごうしゃ)を排して、簡素静寂な境地を重んじたもの。村田珠光が始め、武野紹鴎(たけのじょうおう)を経て千利休が大成。
わ・びる【侘びる】
[動バ上一][文]わ・ぶ[バ上二] 1 さびしく思う。心細がる。「独り暮らしを—・びる」「人—・びて淋しき宵を」〈漱石・虞美人草〉 「つれづれ—・ぶる人はいかなる心ならん」〈徒然・七五〉 2 落...
わり‐げいこ【割(り)稽古】
茶の湯で、作法をいくつかの部分に分けて、一部分ずつを稽古すること。
わり‐ぶた【割(り)蓋】
手桶(ておけ)・風呂・下水などの蓋で、2枚以上を並べ合わせて一つの蓋としたもの。また、茶道具の茶入れ・水指(みずさし)などの蓋で、縦に二つに割った形のもの。
わ・る【割る】
[動ラ五(四)] 1 強い力を加え固体の物をいくつかに分けて離す。「茶碗を—・る」「クルミを—・る」「まきを—・る」 2 ある物をいくつかの部分に分ける。「土地を三つに—・る」「部屋を—・って...
われ【割れ/破れ】
1 割れること。また、割れたものや、その破片。「ガラスの—」「—茶碗」 2 ある数量以下になること。「額面—」「定員—」