おき‐びしゃく【置き柄杓】
茶の湯の風炉点前で、湯をくみ出したあとの柄杓の置き方の一。柄の上から親指、下からその他の指をそろえて持って置く。
おき‐や【置屋】
芸者や遊女を抱えている家。料亭・待合・茶屋などの客の求めに応じて芸者や遊女を差し向ける。
おく‐ごうらい【奥高麗】
古唐津の茶碗の一。形は概して大ぶりで井戸形または熊川(こもがい)形。ごく薄い土灰釉がかけられ、火度によって種々変化している。
おく‐ぼうず【奥坊主】
江戸幕府の職名。江戸城内の茶室を管理し、将軍や大名・諸役人に茶の接待をした坊主。
おけ‐る【於ける】
[連語]《動詞「お(置)く」の已然形+完了の助動詞「り」の連体形。「…における」の形で》 1 作用・動作の行われる場所・時間を表す。…の中の。…での。…にあっての。「日本に—生活」「過去に—経験...
おこし‐え【起(こ)し絵】
建物・樹木・人物などを切り抜いて枠の中に立てると、風景・舞台などが立体的に再現されるようになっている絵。茶室の絵図面などに用いられたが、もともとは子供のおもちゃ。組立灯籠(くみたてとうろう)。立...
おごり‐たかぶ・る【驕り高ぶる/傲り高ぶる】
[動ラ五(四)]他人をあなどり、思い上がった態度をとる。「—・って無茶な命令を下す」
お‐さがり【御下(が)り】
1 「下がり4」に同じ。「兄さんの—でがまんする」 2 神仏の供物を下げたもの。 3 客に出した飲食物の残り。 4 都会から地方へ行くことを京都でいう。 5 (「御降り」とも書く)正月三が日に降...
お‐さどう【御茶道】
江戸城中の茶坊主のこと。
おしょう【和尚】
《(梵)upādhyāyaの俗語khoshaの音写。師の意》 1 戒を授ける師の僧。また、修行を積んだ僧の敬称。 2 僧位の一、法眼(ほうげん)のこと。 3 寺の住職。また、僧侶のこと。「山寺の...