せっ‐た【雪駄/雪踏】
《「せつだ」とも。「せきだ(席駄)」の音変化。もと「むしろ(席)の履物」の意で、「雪駄」は当て字》竹皮草履(ぞうり)の裏に革をはった履物。底が痛みにくく、また、湿気が通らない。千利休が工夫したと...
ぞうりうち【草履打】
浄瑠璃「加賀見山旧錦絵(かがみやまこきょうのにしきえ)」の六段目の通称。局(つぼね)岩藤が中老尾上(おのえ)を草履で打って侮辱する場で、歌舞伎でも見せ場となっている。
ぞうり‐くい【草履食い】
草履の緒ですれて足を傷つけること。また、その傷。
ぞうり‐げた【草履下駄】
松材の台の表にわらで編んだ草履をつけ、木綿真田(さなだ)などの鼻緒をすげた下駄。形は駒下駄に似て、少し低い。
ぞうり‐とり【草履取り】
武家などに仕えて、主人の草履を持って供をした下僕。草履持ち。
ぞうり‐むし【草履虫】
1 繊毛虫(せんもうちゅう)類ゾウリムシ科の原生動物。有機物の多い淡水にすむ。体長約0.2ミリ、細長い草履形で、繊毛を動かして移動する。 2 ワラジムシの俗称。
ぞうり‐もち【草履持ち】
「草履取り」に同じ。
たけ‐の‐かわ【竹の皮】
竹の子を包んでいる鱗片(りんぺん)状の皮。生長するに従って自然にはげ落ちる。食物を包んだり、また、裂いて笠や草履などの材料にしたりする。たけかわ。
た‐ご【田子】
田を耕作する人。農民。「白い股引に藁草履(わらぞうり)を穿いた—そのままの恰好して」〈嘉村・途上〉
たたみ‐つき【畳付き】
1 表面に畳表をつけたもの。下駄・草履などにいう。 2 陶磁器、特に茶碗・茶入れなどの底の、畳にじかに触れる部分。