しゅろ‐そう【棕櫚草】
シュロソウ科の多年草。山地の林下に生え、高さ約60センチ。葉は細長い。下部には古い葉が棕櫚の毛のように残る。夏、黒紫色の花を多数つける。根茎は有毒。
しゅん‐そう【春草】
春に芽を出す草。春の草。《季 春》「—は足の短き犬に萌ゆ/草田男」
しゅんむそう【春夢草】
牡丹花肖柏による和歌集および連歌集。和歌集は永正13年(1516)から永正15年(1518)頃の成立とされ、連歌集は永正13年(1516)頃の成立とされる。
しょうじょう‐そう【猩猩草】
トウダイグサ科の一年草。高さ約70センチ。葉は形が変化しやすく、線形から円形まである。茎の先の葉には赤い斑点が多く、その中央に黄緑色の小花が集まってつく。北アメリカの原産。《季 夏》
しょう‐そう【章草】
漢字の書体の一。隷書から草書への過渡的な性格をもつ書体。前漢の元帝のとき史游(しゆう)が書いた字書「急就章」の書体から出たものとも、後漢の章帝のとき杜度(とど)が章奏(奏上文)に用いたのが始まり...
しょく‐そう【食草】
昆虫がえさとする特定の植物。モンシロチョウではキャベツなど、アゲハではミカンやカラタチ、オオムラサキではエノキ。
しらいと‐そう【白糸草】
シュロソウ科の多年草。山地の木陰に生え、高さ20〜35センチ。葉は根の際(きわ)に放射状につく。初夏、白い糸状の花を穂状につける。
しらひげ‐そう【白髭草】
ニシキギ科の多年草。山地に自生し、高さ15〜30センチ。根際から柄の長い心臓形の葉を多数出す。夏、花びらの縁がひげ状に深く裂けた白い花を1個開く。
しろかね‐そう【白銀草】
キンポウゲ科の多年草。山地の日陰に生える。高さ12センチほど。根茎は白く、地をはう。葉は複葉。夏、白い花びら状の萼(がく)をもつ花をつける。つるしろかねそう。
しろ‐つめくさ【白詰草】
マメ科の多年草。茎は地をはい、3枚の小葉からなる複葉。夏、葉の付け根から花柄を伸ばし、白い小花を密集してつける。ヨーロッパの原産で、牧草などとして栽培もされるが、野生化している。名は、江戸時代に...