いそ‐ぎく【磯菊】
キク科の多年草。海岸のがけに生え、高さ約30センチ。葉は密につき、裏面や縁に銀白色の毛が密生している。秋、黄色い頭状花が多数咲く。栽培もされる。《季 秋》
いそくさ‐ぬり【磯草塗(り)】
新潟市特産の漆器。海草をちりばめたような模様を研ぎ出したもの。
いそ・し【勤し】
[形シク] 1 慎み励んで奉仕するさま。勤勉である。「黒木取り草も刈りつつ仕へめど—・しき奴(わけ)と誉めむともあらず」〈万・七八〇〉 2 いそがしい。せわしい。「信乃(しの)は薬剤(くすり)取...
イソホものがたり【伊曽保物語】
《原題Esopo no Fabulas》「イソップ物語」をポルトガル語から室町末期の口語に訳し、ローマ字で表記、刊行した本。70話。宣教師ハビアン訳。文禄2年(1593)、天草で出版。天草本伊...
いそ‐まつ【磯松】
1 磯辺に生えている松。 2 イソマツ科の多年草。暖地の海岸に生え、高さ約15センチ。小低木状で、茎の古い部分はクロマツの幹に似て、へら形の葉が茎の頂に群がってつく。8、9月ごろ、淡紫色の花を穂...
いそ‐やけ【磯焼け】
[名](スル)海の沿岸に生えるコンブやカジメなどの海草類が枯れる現象。海水温の上昇や海水の汚染、ウニなどの食害が原因とされる。
い‐そん【遺存】
[名](スル)現在まで残っていること。「其草案は今日迄—せり」〈竜渓・経国美談〉
いたうら‐ぞうり【板裏草履】
⇒板草履
いた‐こんごう【板金剛】
《「金剛」は金剛草履(ぞうり)の略》⇒板草履
いた‐ご【板子】
1 和船の舟底に敷く揚げ板。「心は大浪にのる一枚の—の様に揺れる」〈漱石・草枕〉 2 杉・ヒノキ・ケヤキなどのきわめて厚い板材。ふつう、厚さ5寸(約15センチ)、長さ6尺(約1.8メートル)が基準。