こう‐とう【荒唐】
[名・形動]《「荒」も「唐」も大きく、広い意》言うことに根拠がなく、とりとめのないこと。また、そのさま。「斯(かか)る—無責任なる言議は等閑に附しがたければ」〈魯庵・社会百面相〉
こうとう‐むけい【荒唐無稽】
[名・形動]言動に根拠がなく、現実味のないこと。また、そのさま。「—な小説」
こう‐ど【荒土】
荒れた土地。不毛の地。
こう‐ねん【荒年】
作物の収穫がきわめて悪い年。不作の年。凶年。
こう‐はい【荒廃】
[名](スル) 1 建物や土地などが荒れはてること。「戦争で国土が—する」 2 荒れすさむこと。「人心の—した社会」 [補説]書名別項。→荒廃
こうはい【荒廃】
《原題、(スペイン)Desolación》ミストラルの第一詩集。1922年刊。1914年に発表され国民詩歌賞を受賞した処女作「死のソネット」を収める。別邦題「寂寥」。
こうはい‐のうち【荒廃農地】
現に耕作されておらず、耕作の放棄によって荒廃し、通常の農作業では作物の栽培が客観的に不可能となっている農地。→耕作放棄地 [補説]市町村や農業委員会が、農地基本台帳などをもとに、毎年、現地調査を行う。
こう‐ばく【荒漠】
[ト・タル][文][形動タリ]荒れはてて寂しいさま。「—たる原野」〈透谷・秋窓雑記〉
こう‐ふん【荒墳】
あれはてた墓。
こう‐ぶ【荒蕪】
[名](スル)土地が荒れて、雑草の茂るがままになっていること。「—地」「—せる丘陵の間」〈鴎外訳・即興詩人〉