すが【菅】
スゲのこと。多く、他の語と複合した形で用いる。「—ごも」「—畳」
すが【菅】
姓氏の一。 [補説]「菅」姓の人物菅専助(すがせんすけ)菅義偉(すがよしひで)
すが‐がき【清掻/菅掻/菅垣】
1 和琴(わごん)の手法の一。全部の弦を一度に弾いて、手前から3番目または4番目の弦の余韻だけを残すように、他の弦を左指で押さえるもの。 2 江戸初期の箏(そう)または三味線で、歌のない器楽曲。...
すが‐が・く【清掻く/菅掻く】
[動カ四]清掻(すががき)をする。「あづまの調べを—・きて」〈源・真木柱〉
すが‐がさ【菅笠】
「すげがさ」に同じ。
すが‐ごも【菅薦】
スゲで編んだむしろ。陸奥(むつ)の産が知られ、「十編(とふ)の菅薦」として和歌に詠まれる。
すが‐たたみ【菅畳】
スゲで編んだ、むしろのような敷物。「—いやさや敷きて」〈記・中・歌謡〉
すがだいら【菅平】
長野県東部、四阿山(あずまやさん)・根子岳(ねこだけ)の南西部に広がる高原。スキー場で有名。高冷地野菜の栽培が盛ん。
すが‐とり【菅鳥】
水辺にすむ鳥の名。オシドリなどの説がある。「白真弓(しらまゆみ)斐太(ひだ)の細江の—の妹に恋ふれか眠(い)を寝(ね)かねつる」〈万・三〇九二〉
すが‐ぬき【菅貫/菅抜き】
「茅(ち)の輪」に同じ。「夏はつる今日の禊(みそぎ)の—をこえてや秋の風は立つらん」〈拾玉集・四〉