まずしきしんと【貧しき信徒】
八木重吉の自選詩集。著者没後の昭和3年(1928)に刊行された。
まねかれざるきゃく【招かれざる客】
笹沢左保の長編推理小説。昭和34年(1959)の第5回江戸川乱歩賞に「招かざる客」の題名で応募、最終候補作となる。改稿・改題を経て昭和35年(1960)に出版、著者のデビュー作となった。
まよなかのボクサー【真夜中のボクサー】
高橋三千綱の小説。昭和57年(1982)刊。著者自身が脚本・監督・製作を務め、昭和58年(1983)に映画化。
まりこマリキータ【マリコ/マリキータ】
池沢夏樹の短編小説、および同作を表題作とする小説集。著者初の短編小説集で、平成2年(1990)刊行。
マルドロールのうた【マルドロールの歌】
《原題、(フランス)Les Chants de Maldoror》ロートレアモンの長編散文詩。1869年に完成した作品だが、内容が背徳的であるとして出版社が刊行をとりやめ、著者没後の1874年に...
まるのうちはちごうかん【丸の内八号館】
芝木好子の中編小説。昭和39年(1964)刊。「湯葉」「隅田川」に続く自伝的3部作の最終作で、主人公は著者自身をモデルとする。
まるやまらんすいろうのゆうじょたち【丸山蘭水楼の遊女たち】
井上光晴の小説。昭和51年(1976)刊行。著者が書いた唯一の時代小説。
まんがとじんせい【漫画と人生】
荒俣宏の著作。平成6年(1994)刊。漫画・アニメにまつわるエッセーや対談、著者自身の漫画作品を収録。
まんようしゅうしちゅう【万葉集私注】
土屋文明による万葉集の注釈書。昭和24年(1949)から昭和31年(1956)にかけて全20巻を刊行。本作により、著者は昭和28年(1953)の第9回芸術院賞受賞。
ミイラのくちべに【木乃伊の口紅】
田村俊子の中編小説。大正2年(1913)「中央公論」誌に発表。著者自身と夫である田村松魚(しょうぎょ)をモデルとする。