うす‐くれない【薄紅】
薄い紅色。淡紅。
うす‐ぐも【薄雲】
薄く広がっている雲。俗に、巻層雲のこと。 源氏物語第19巻の巻名。藤壺の死や、冷泉帝が光源氏を実父と知って譲位の意向を漏らすことなどを描く。
うす‐ぐもり【薄曇(り)】
空がほぼ全体的に薄く雲に覆われていること。また、そのような天気。気象用語としては、雲量が9以上で、巻雲・巻層雲・巻積雲の雲量が、他の雲より多い場合をいう。
うす‐ぐも・る【薄曇る】
[動ラ五(四)]雲や霞(かすみ)が薄く一面にかかって空を覆う。「空が、急にさっと—・ると」〈有島・生れ出づる悩み〉
うす‐ぐら・い【薄暗い】
[形][文]うすぐら・し[ク]ほのかに暗い。「—・い部屋」 [派生]うすぐらさ[名]
うす‐ぐれ【薄暮れ】
夕方、薄暗くなる時分。薄暮(はくぼ)。夕暮れ。
うす‐ぐろ・い【薄黒い】
[形][文]うすぐろ・し[ク]少し黒い。ぼんやりと黒みがかっている。「—・い疲れた顔」「—・く汚れた手」
うす‐げ【薄毛】
毛の生え方がまばらなこと。通常、人の頭髪にいうことが多い。
うす‐げしょう【薄化粧】
[名](スル) 1 あまり目立たない程度に化粧すること。また、その化粧。⇔厚化粧。 2 山などに雪がうっすらと積もること。「—した富士山」
うす‐こうばい【薄紅梅】
1 花が淡紅色の紅梅。《季 春》 2 1の花に似た色。とき色。 3 織り色の名。縦糸は薄紫、横糸は薄紅。 4 襲(かさね)の色目の名。表裏とも薄い紅梅色、または表は薄紅、裏は紫。