あら‐ごも【粗薦/荒薦】
粗く編んだこもむしろ。祭礼神事にも使う。
お‐こも【御薦】
《こもをかぶっていたところから》乞食(こじき)。ものもらい。
かり‐こも【刈り菰/刈り薦】
刈り取った真菰(まこも)。また、それで織ったむしろ。「—の一重を敷きてさ寝(ぬ)れども」〈万・二五二〇〉
こも【薦/菰】
1 マコモを粗く編んだむしろ。現在は多く、わらを用いる。こもむしろ。「荷車に—を掛ける」 2 「薦被(こもかぶ)り2」の略。おこも。 3 (「虚無」とも書く)「薦僧(こもそう)」の略。 4 マコ...
さか‐ごも【酒薦】
酒樽を包むこも。さけこも。
じ‐せん【自薦】
[名](スル)自分自身を推薦すること。⇔他薦。
すい‐せん【推薦】
[名](スル) 1 人をその地位・名誉に適している者として他人にすすめること。推挙。「委員長に—する」「—状」 2 よいものとして人にすすめること。「—図書」
すが‐ごも【菅薦】
スゲで編んだむしろ。陸奥(むつ)の産が知られ、「十編(とふ)の菅薦」として和歌に詠まれる。
す‐ごも【簀薦/食薦】
竹を編んで簀子(すのこ)のようにしたもの。裏を白い生絹(すずし)で張ったものもある。古く、神膳(しんぜん)や、食卓の下などに敷いた。
せん【薦】
[常用漢字] [音]セン(呉)(漢) [訓]すすめる こも 1 人を取り上げ用いるように進言する。「自薦・推薦・他薦・特薦」 2 こも。敷物。「薦席」 [名のり]しげ・のぶ