そう‐せん【奏薦】
[名](スル)天子に申し上げて推薦すること。
た‐せん【他薦】
[名](スル)他人が推薦すること。「後任に—される」⇔自薦。
たたみ‐こも【畳薦】
[名]畳にする薦。「—隔て編む数かよはさば道の芝草生ひざらましを」〈万・二七七七〉
[枕]薦を幾重にも重ねるところから、「重(へ)」の音をもつ地名「平群(へぐり)」にかかる。「命の全(また)...
とく‐せん【特薦】
[名](スル)特別に推薦すること。「当店が—する品」
とふ‐の‐すがごも【十編の菅薦】
《「ふ」は編み目の意》編み目が十筋あるすがごも。「真菰(まこも)にまれ、…菅薦にまれ、ただあらむを貸し給へ。—な給ひそ」〈堤・由無し事〉
まお‐ごも【真小薦】
こも。一説に、カラムシで作ったこも。「人言(ひとごと)の繁きによりて—の同(おや)じ枕は我(わ)はまかじやも」〈万・三四六四〉
ま‐こも【真菰/真薦】
イネ科の多年草。沼地に群生し、高さ約2メートル。葉は長くて幅広い。初秋、上方に雌花穂、下方に雄花穂を円錐状につける。茎・葉でござを編み、種子と若芽は食用。また黒穂菌(くろぼきん)がついて竹の子状...
み‐こも【水菰/水薦】
水中に生えるマコモ。「時しもあれ水の—をかりあげてほさでくたしつ五月雨の空」〈千載・夏〉
やれ‐ごも【破れ薦】
粗末なこも。やぶれごも。「さし焼かむ小屋(をや)の醜屋(しこや)にかき棄(う)てむ—を敷きて」〈万・三二七〇〉
わら‐ごも【藁薦】
わらで編んだ目の粗いむしろ。