いっ‐そく【一束】
1 ひとまとめにすること。また、たばねたもの一つ。ひとたば。→束 2 握りこぶしの親指を除いた指4本の幅。矢の長さの単位として用いる。 3 竹・薪・稲や紙の連などの10把(ぱ)。 4 《野菜など...
いり‐あい【入会/入合】
特定地域の住民が、慣習に基づいて、一定の山林原野または漁場を共同で利用し、草・薪炭材・魚介などを採取すること。
うんじょう‐やま【運上山】
江戸時代、村または個人が所定の税を納めることで薪や柴(しば)の採取を認められた山林。
え‐の‐き【榎/朴】
アサ科の落葉高木。高さ20メートルに達する。葉は非相称の卵円形。初夏、淡黄色の雌花と雄花をつけ、秋に橙(だいだい)色で小豆大の甘い実を結ぶ。材は器具・薪炭用。江戸時代には街道の一里塚に植えられた...
おはら‐ぎ【大原木】
大原女が京都へ売りに来る薪(たきぎ)。かまどで蒸して黒くしたもの。黒木。おおはらぎ。
おはら‐め【大原女】
大原(おおはら)や八瀬(やせ)の里から、柴(しば)・薪(まき)・花などを頭にのせて、京都の町に売りにくる女。おおはらめ。 [補説]「小原女」とも書く。曲名別項。→大原女
おり‐まつ【折り松】
薪(たきぎ)・篝火(かがりび)・松明(たいまつ)などにするために折った松の枝。「いでゐの殿上人の—するも」〈弁内侍日記〉
かき‐た・てる【掻き立てる】
[動タ下一][文]かきた・つ[タ下二] 1 勢いよくかき回して、まぜる。「卵を—・てる」 2 刺激を与えて、感情や行動を起こすように促す。そそる。「関心を—・てる」 3 灯心を上に引き上げて明る...
か‐せん【火船】
1 昔、敵船を焼き打ちにするため、わらや薪などを積んで火をつけ、風上から流した船やいかだ。 2 「火輪船(かりんせん)」に同じ。
かまくら‐やま【鎌倉山】
神奈川県鎌倉市周辺の山。[歌枕]「薪伐(たきぎこ)る—の木垂(こだ)る木をまつと汝が言はば恋ひつつやあらむ」〈万・三四三三〉