かいふうそう【懐風藻】
奈良時代の漢詩集。1巻。淡海三船(おうみのみふね)の撰ともいうが、撰者未詳。天平勝宝3年(751)成立。近江(おうみ)朝以後、約80年間、64人の漢詩120編を年代順に集めた、日本最古の漢詩集。
かたばみ‐も【酢漿草藻】
デンジソウの別名。
かっ‐そう【褐藻】
藻類の一群。ほとんどが海産。体制が発達し、外形上、根・茎・葉に区別できるものもある。クロロフィルのほかフコキサンチンなどの色素をもち、褐色・黄褐色を呈する。コンブ・ワカメ・ホンダワラなど。褐藻類...
かっちゅう‐そう【褐虫藻】
単細胞の渦鞭毛藻類(うずべんもうそうるい)の総称。サンゴ・クラゲ・イソギンチャクなどの細胞内で共生し、光合成による生産物を宿主に渡す。サンゴに何らかのストレスがかかると、これらの藻類が細胞から抜...
カナダ‐も【カナダ藻】
トチカガミ科の多年生の水草。沈水性で、ほぼ3枚の葉が輪生する。雌雄異株。葉は対生または輪生し、夏から秋にかけて白い小花をつける。北アメリカの原産で、水槽に栽培。日本では、南アメリカの原産のやや大...
かる‐も【刈る藻】
刈り取った海藻。「いく世しもあらじわが身をなぞもかく海人(あま)の—に思ひ乱るる」〈古今・雑下〉
かわ‐も【川藻】
川に生える藻。淡水産の藻。
かん‐そう【翰藻】
詩歌や文章。
きせい‐そう【気生藻】
陸上の岩、樹皮、葉の表面に付着して生育する藻類。コンクリート、ブロック塀、ガードレールなどの人工物に付着する種も知られる。
きょうせい‐そう【共生藻】
造礁性のサンゴのほか、一部のクラゲやイソギンチャクの細胞内に共生する褐虫藻の総称。