あし【葦/蘆/葭】
イネ科の多年草。根茎は地中をはい、沼や川の岸に大群落をつくる。高さは2〜3メートルになり、茎は堅く、円柱形で、細長い葉が互生する。穂は秋に出て紫色から紫褐色に変わる。若芽は食用になり、茎ですだれ...
あし‐かり【葦刈(り)/蘆刈(り)】
葦を刈ること。また、その人。《季 秋》「—のそこらさまよふ一人かな/素十」
あしかり【蘆刈】
謡曲。四番目物。零落して葦売りをしている難波浦の住人日下(くさか)左衛門が、都へ上って立身した妻と再会する。
あしくぼ‐ちゃ【足久保茶/蘆窪茶】
静岡市足久保付近で生産される香りのすぐれた茶。江戸幕府への献上品として有名。現在の本山(もとやま)茶。あしくぼ。
あしだ【芦田】
姓氏の一。 [補説]「芦田」姓の人物芦田恵之助(あしだえのすけ)芦田均(あしだひとし)
あしだ‐えのすけ【芦田恵之助】
[1873〜1951]国語教育家・教師。兵庫生まれ。国語科の読み方教育と綴り方教育に独自の理論を展開。著「綴り方教授」「読み方教授」。
あしだ‐がわ【芦田川】
広島県東部を流れる川。三原市大和(だいわ)町蔵宗(くらむね)に源を発して東流し、府中市を経て福山市北部で南に方向を変え瀬戸内海に注ぐ。長さ86キロ。県東部では最大の河川。農業用水・工業用水・都市...
あし‐の‐こ【芦ノ湖】
神奈川県、箱根山上の火口原湖。面積6.89平方キロメートル。最大深度40.6メートル。湖面の標高725メートル。箱根用水の水源。
あし‐の‐ほわた【葦の穂綿】
葦の穂の、綿のように見える細毛。綿の代用にした。《季 秋》「子ばかりのふとんに—かな/宗鑑」〈おらが春〉
あしのまき‐おんせん【芦ノ牧温泉】
福島県会津若松市南部の温泉。泉質は単純温泉・塩化物泉。