さん‐かい【参会】
[名](スル) 1 会合に参加すること。「受賞記念のパーティーに—する」 2 よりあい。集会。会合。「今日の—に、この珍書を持っている者は、自分一人だと思うと」〈菊池寛・蘭学事始〉 3 遊里で遊...
じっ‐ぽう【実法】
1 (‐ポフ) 仏語。永遠不変の実体としての存在。⇔仮法(けほう)。 2 (‐パフ) ㋐まじめなこと。篤実。律義。「—の者には物仰せにくければとて」〈盛衰記・一六〉 ㋑実際のようす。実体。「解体...
じょう‐ほう【常法】
1 ある場面には必ず通用される規則。一定のきまり。「長崎表での蘭館への出入は—があって」〈菊池寛・蘭学事始〉 2 いつも使う手段・方法。「腹痛で遅刻は彼の—だ」
じん‐ど【塵土】
1 ちりと土。取るに足りないもの、値うちのないもののたとえにもいう。「—聚れば、これも堆くなるで御座ろう」〈菊池寛・蘭学事始〉 2 けがれた現世。俗世間。「かかる道の果て、—の境まで神霊あらたに...
せい‐りき【精力】
1 「せいりょく(精力)」に同じ。〈日葡〉 2 物事に力を尽くすこと。尽力。骨折り。「和蘭人(おらんだじん)これを見て、その—に感じ」〈蘭学事始〉
せつ‐ろう【拙陋】
[名・形動]へたでみにくいこと。また、そのさま。「—を顧みずして、自ら書き綴れり」〈蘭学事始〉
そく‐せい【即世】
《世を終わる意》人の死ぬこと。「其業も全からずして、—せり」〈蘭学事始〉
その‐もと【其の許】
[代]二人称の人代名詞。同等または目下の者に用いる。そなた。そこもと。「—にも御無用のかた然るべし、と意見したり」〈蘭学事始〉
たい‐き【堆起】
うずたかく盛り上がること。「鼻は面中に在りて、—せるものなれば」〈蘭学事始〉
たい‐りゃく【大略】
1 (副詞的にも用いる) ㋐大体の内容。あらまし。概略。「経緯の—を述べる」 ㋑数量や程度のおおざっぱなところ。おおよそ。大体。「被害は—一億円にのぼる」 2 すぐれた知恵とはかりごとがあること...