こけい‐さんしょう【虎渓三笑】
晋の慧遠(えおん)法師は、廬山に隠棲して二度と虎渓の石橋を越えまいと誓ったが、訪ねてきた陶淵明(とうえんめい)・陸修静を送って行きながら話に夢中になって不覚にも石橋を渡ってしまい、三人で大笑いし...
こ‐けつ【虎穴】
虎(とら)のすんでいる洞穴。きわめて危険な場所のたとえ。
虎穴(こけつ)に入(い)らずんば虎子(こじ)を得(え)ず
《「後漢書」班超伝から》危険を冒さなければ、大きな成功は得られないことのたとえ。
こ‐こう【虎口】
《恐ろしい虎の口の意》非常に危険な所、また、危険な状態のたとえ。危機。虎穴。「—を脱する」
ここうからのだっしゅつ【虎口からの脱出】
景山民夫の長編小説。昭和61年(1986)刊。放送作家・エッセイストとして知られていた著者による小説デビュー作。第8回吉川英治文学新人賞、および第5回日本冒険小説家協会大賞最優秀新人賞受賞。
虎口(ここう)の讒言(ざんげん)
人を陥れるための告げ口。
虎口(ここう)の難(なん)
非常に危険な難儀。「ようやくにして—を脱する」
虎口(ここう)を脱(だっ)・する
非常に危険な状態から抜け出る。虎口を逃れる。
虎口(ここう)を逃(のが)れて竜穴(りゅうけつ)に入(い)る
一難を逃れて、また他の難儀にあう。次々に災難にあうたとえ。
こ‐し【虎子】
1 虎の子。虎児(こじ)。 2 便器。