う‐ばい【烏梅】
梅の未熟な実を干して燻製(くんせい)にしたもの。漢方で下痢止めや駆虫などの薬とし、また染料にも用いる。
うま‐おい【馬追い】
1 牧場で、放牧の馬を柵(さく)内に追い入れること。また、野生の馬を柵内に追い込んで捕らえること。 2 駄馬に客や荷物をのせて追って行くこと。また、その人。馬方。馬子(まご)。 3 「馬追虫」の...
うまおい‐むし【馬追虫】
キリギリス科の昆虫。体長は翅(はね)の先まで2.8〜3.6センチ。体は緑色で、背に黒褐色のすじがある。前脚と中脚のすねに長いとげがあり、他の昆虫を捕食。雄の鳴き声はスイーッチョと聞こえ、馬子が馬...
うまのお‐ばち【馬の尾蜂】
コマユバチ科のハチ。体長2センチくらい。体は黄赤色で翅(はね)に暗褐色の斑紋がある。雌は約15センチもある産卵管をもち、樹幹の中にすむシロスジカミキリの幼虫に卵を産みつける。ばびほう。
うま‐ばえ【馬蠅】
双翅(そうし)目ウマバエ科のハエ。体長約1.5センチ。体は赤褐色で、黄白色の毛が密生する。馬の毛に産卵し、かえった幼虫は、馬が毛をなめる際に体内に入り、胃壁に寄生する。糞(ふん)とともに排出され...
うみ‐イグアナ【海イグアナ】
イグアナ科の爬虫(はちゅう)類。海に潜る唯一のトカゲで、全長約1.5メートル。ガラパゴス諸島に分布。海岸に群れをなし、岩礁の海藻類を食べる。うみとかげ。
うみ‐うちわ【海団扇】
1 花虫綱トゲヤギ科の腔腸(こうちょう)動物。本州南部以南の浅海に分布。群体をなして扇状に広がり、各枝は癒着し、網状になる。 2 アミジグサ科の褐藻。干潮線付近の岩などに生え、高さ約10センチ。...
うみ‐からまつ【海唐松】
花虫綱ウミカラマツ科の腔腸(こうちょう)動物。本州中部以南の浅海に分布。群体は木の枝状に分かれ、扇状になり、骨軸は角質で黒色。細工物の材料に用いる。くろさんご。うみまつ。
うみ‐サボテン【海サボテン】
花虫綱ウミサボテン科の腔腸(こうちょう)動物。海の砂泥底にすみ、棍棒(こんぼう)状の群体をなし、淡肉色。夜になると50センチも伸びて発光するが、昼間は縮んで砂中に隠れる。本州以南に分布。
うみ‐つ・ける【生み付ける/産み付ける】
[動カ下一][文]うみつ・く[カ下二] 1 魚や虫などが卵を産んで他の物に付着させる。「海藻に卵を—・ける」 2 生まれつき、ある性質を備えさせる。ある性質や形を受けつがせて産む。「斯ういう性質...