エキノコックス【(ラテン)Echinococcus】
エキノコックス属の条虫の総称。キツネ・猫などに寄生する多包条虫、羊・牛・犬などに寄生する単包条虫がある。宿主の体内で球形中空の嚢腫(のうしゅ)を形成し、包虫ともいう。人間が虫卵を飲み込むと肝臓な...
エキノコックス‐しょう【エキノコックス症】
《echinococcosis》寄生虫病の一種。エキノコックス属条虫の幼虫が体内の種々の臓器に寄生して起こる難病。犬・野ネズミなどが感染源。
エクジソン【ecdysone】
昆虫や甲殻類の脱皮・変態を引き起こすホルモン。昆虫では前胸腺ホルモンともいう。変態ホルモン。
えだ‐しゃく【枝尺蛾】
シャクガ科エダシャク亜科のガの総称。幼虫は枝尺取とよぶ。
えだ‐しゃくとり【枝尺取】
エダシャクの幼虫。体は細長く、腹部に腹脚(ふっきゃく)がない。体を輪のように曲げて進み、指で寸法を測るのに似る。おどすと小枝に斜め直線状にとまり、枯れ枝に似せる。おぎむし。つえつきむし。寸取虫。...
エバーメクチン【avermectin】
放線菌の一種が産生するマクロライド系抗生物質。糸状虫など線虫の神経に作用し、麻痺させたり発育を防止したりするはたらきももつ。1979年に大村智らが発見。アベルメクチン。 [補説]エバーメクチンを...
えびがら‐すずめ【蝦殻天蛾】
スズメガ科のガ。翅(はね)の開張12センチくらい。体は灰褐色、腹部の両側に赤色の列があり、エビに似る。夜行性で、吻(ふん)が長く、筒状の花の蜜を吸う。幼虫はサツマイモやヒルガオなどの葉を食べる。...
えびづる‐むし【葡萄蔓虫/蘡薁虫】
スカシバガ科の昆虫、ブドウスカシバの幼虫。体長3センチくらいで白っぽく、頭部は赤茶色。ブドウ・エビヅルの茎の内部にもぐりこんでいる。小鳥や、ヤマメ・イワナ釣りのえさにする。かまえび。ぶどうむし。
え‐むし【餌虫】
釣りのえさにする虫。ゴカイなど。
エリスリトール【erythritol】
甘味料の一種。ぶどう糖を原料に酵母の発酵によって製造される。低エネルギーで虫歯になりにくい甘味料として加工食品に利用。