アメリカ‐しろひとり【アメリカ白灯蛾】
ヒトリガ科の蛾。全体に白色で、翅(はね)に黒点が散在。幼虫は長く白い毛をもち、葉を集めた巣をつくって生息する。桜・プラタナスなどの害虫。第二次大戦後、北アメリカから東京付近に侵入し、広がった。
あめんぼ【水黽/水馬/飴坊】
半翅(はんし)目アメンボ科の昆虫。中脚と後脚が体長より長い。池などの水面を滑走し、水面に落ちた昆虫を捕食する。体は飴(あめ)のにおいがする。みずぐも。かわぐも。あしたか。あめんぼう。《季 夏》「...
アラタ‐たい【アラタ体】
《(ラテン)corpora allata》昆虫の頭部にある内分泌器官。脱皮のほか、多くの生理現象を支配するアラタ体ホルモンを分泌する。
アラタたい‐ホルモン【アラタ体ホルモン】
昆虫の頭部にあるアラタ体から分泌されるテルペン系のホルモン。前胸腺ホルモンとともに脱皮、変態、性成熟に関係する。
新(あら)たなる月(つき)
《白居易の詩句「三五夜中新月色」の「新月」の訓読から》鮮やかな光を放つ月。特に、中秋の名月。「今宵(こよひ)の—の色には、げになほ我が世のほかまでこそ、よろづ思ひ流さるれ」〈源・鈴虫〉
あり【蟻】
1 膜翅(まくし)目アリ科の昆虫の総称。体は小形で、黒色または赤褐色。頭・胸・腹部の間がくびれている。1匹の女王アリ、少数の雄アリ、多数の働きアリで集団生活を営む。地中や樹木に巣を作り、時に巨大...
あり‐ぐも【蟻蜘蛛】
ハエトリグモ科のクモ。体長6ミリくらい、赤褐色または黒色で、頭胸部と腹部の間は細くくびれ、アリに似る。網は張らず、木の葉の上をはい回って昆虫を捕らえる。
アリゲーター【alligator】
ワニ目アリゲーター科の爬虫(はちゅう)類の総称。長い口の先端は丸みを帯びる。口を閉じたときに下あごの第4歯が隠れ、腹面の各鱗板(りんばん)に小孔がない。ミシシッピーワニ・クロカイマンなど7種がある。
アリコク‐こくりつこうえん【アリコク国立公園】
《Arikok National Park》カリブ海南部、オランダ自治領アルバにある国立公園。アルバ島の東部に位置し、総面積の約2割を占める。同島固有の爬虫類や鳥類が生息するほか、石灰岩の台地に...
あり‐しょくぶつ【蟻植物】
アリと共生関係にある植物。茎内部の空洞にアリをすまわせ、害虫から身を守る。アリノストリデ・アリノスアカシアなどで、南アメリカや東南アジアに多くみられる。