すくも‐むし【蠐螬】
地中にいる昆虫。コガネムシ類の幼虫を主にいう。地虫(じむし)。せいそう。《季 秋》
すじぐろ‐しろちょう【条黒白蝶】
シロチョウ科の昆虫。翅(はね)の開張約5.5センチ、モンシロチョウに似るが、翅脈は黒色。幼虫は野生のアブラナ科植物、ときにダイコンやキャベツを食う青虫。北海道から屋久島にかけて分布。
すず‐がも【鈴鴨】
カモ科の鳥。全長約45センチ。雄は頭部が紫黒色、背中は白色に黒い虫食い状の模様がある。雌は頭部と背面が褐色で、くちばしの付け根が白い。北半球に広く分布。日本には冬鳥として渡来し、河口や海湾でみられる。
すず‐むし【鈴虫】
1 直翅(ちょくし)目スズムシ科の昆虫。中形で、暗い草むらにすむ。体は黒色で、触角や脚の根元は白色。雌は長い産卵管をもち、地中に卵を産む。雄は左右の広い前翅(まえばね)をすりあわせてリーンリ...
すずめ【雀】
1 スズメ目スズメ科の鳥。人家周辺や農耕地に普通にみられ、全長14センチくらい。頭は茶色、ほおとのどに黒い点がある。背は茶色に黒い斑点があり、腹は灰白色。稲など農作物を食べるが、害虫も食べる。ユ...
すずめ‐が【雀蛾/天蛾】
鱗翅(りんし)目スズメガ科の昆虫の総称。大形のガで体は太く流線形。夜行性のものが多い。翅(はね)は細長く、活発に飛ぶ。長い口吻(こうふん)をもつものが多く、花蜜を吸う。幼虫は尾端に1本の突起をも...
すずめ‐ばち【雀蜂/胡蜂】
1 膜翅(まくし)目スズメバチ科の昆虫。日本最大のハチで、体長は女王バチが約4センチ、働きバチが約2.5センチ。体は黒と黄褐色の縞模様。腹部に毒針をもち、攻撃的で、毒は猛毒。巣は土中、樹木の空洞...
すだ・く【集く】
[動カ五(四)] 1 虫などが集まってにぎやかに鳴く。「草むらに—・く虫の音(ね)」 2 群れをなして集まる。むらがる。「露霜の秋に至れば野もさはに鳥—・けりと」〈万・四〇一一〉
すっぽん【鼈】
1 カメ目スッポン科の爬虫(はちゅう)類。淡水産のカメで甲長約35センチ。甲はほぼ円形で軟らかく、暗青灰色。くびが長く、吻(ふん)部は管状。あごの力が強く、よくかみつく。北海道を除く日本各地、朝...
すっぽん‐もどき【鼈擬】
カメ目スッポンモドキ科の爬虫(はちゅう)類。一属一種。甲長約50センチ。スッポンに似るが甲の周縁部は硬い。淡水産で、汽水域にもすみ、四肢はオール状。ニューギニア・オーストラリア北部に分布。