うむき【海蛤/白蛤】
ハマグリの古名。「—を膾(なます)につくりてたてまつる」〈景行紀〉
かえる【蛙/蝦/蛤】
無尾目の両生類の総称。体は太短く、首のくびれがなく、目は上方に出て、口が大きい。前足に4本、後ろ足に5本の指と水かきをもつ。昆虫やミミズなどを舌で捕らえて食べる。声帯や鳴嚢(めいのう)をもち、鳴...
ごいし‐はまぐり【碁石蛤】
チョウセンハマグリの別名。
しぐれ‐はまぐり【時雨蛤】
ハマグリをむき身にしてショウガを加えてゆで、たまり醤油で煮詰めたもの。三重県桑名の名産。
しろ‐はまぐり【白蛤】
ホンビノスガイの別名。
其(そ)の手(て)は桑名(くわな)の焼(や)き蛤(はまぐり)
《「食わない」に地名の「桑名」を掛け、さらにその地の名物「焼き蛤」を続けたもの》そんなやり方にはだまされない、の意をしゃれて言った言葉。
ちょうせん‐はまぐり【朝鮮蛤】
マルスダレガイ科の二枚貝。外洋の砂底にすむ。貝殻はハマグリに似るが、大形で厚く、より三角形に近い。殻を碁石の白石の材料に、肉を食用にする。鹿島灘以南に分布。ごいしはまぐり。
畑(はたけ)に蛤(はまぐり)
畑を掘って蛤を求めるように、見当違いのことをすることのたとえ。
はま【蛤】
「はまぐり」の略。「焼き—」
はま‐ぐり【蛤/文蛤/蚌】
《「浜栗」の意という》マルスダレガイ科の二枚貝。内湾の砂泥地にすみ、殻は丸みのある三角形で、殻長8センチくらい。殻表は滑らかで、黄褐色に褐色や紫色の模様のあるものが多い。北海道南部より南に分布。...