ひろず‐こが【広頭小蛾】
鱗翅(りんし)目ヒロズコガ科の昆虫の総称。小形のガで、頭部は直立した毛に覆われて幅広く見え、翅(はね)の幅は狭い。幼虫は乾燥した動植物質・毛皮などを食う。
ふくら‐すずめ【膨ら雀/脹ら雀/福良雀】
1 まるまると太った雀。また、寒さに全身の羽毛をふくらませている雀。《季 冬》 2 紋所・文様の名。羽をのばした1の姿を図案化したもの。 3 女性の髪の結い方の一。2の形に似せて中央を締め、左右...
べに‐すずめ【紅天蛾】
スズメガ科の昆虫。翅(はね)の開張6センチくらいで、全体に紅桃色。後ろ翅(ばね)の基部に黒紋がある。幼虫の食草はカワラマツバ・ホウセンカなど。
ほう‐じゃく【蜂雀蛾/鳳雀蛾】
スズメガ科の昆虫。翅(はね)の開張約4.5センチ。前翅は灰褐色、後ろ翅は黄褐色。昼飛性で、ツリガネソウなど筒状の花に集まり、ハチドリのように停空して蜜を吸う。幼虫の食草はカワラマツバ・アカネなど。
ほたる‐が【蛍蛾】
マダラガ科の昆虫。翅(はね)の開張約5センチ。前翅は黒色で白い帯があり、特有の匂いをもつ。夏の日中、ひらひら飛ぶ。幼虫はヒサカキ・マサキの葉を食べる。
ぼくとう‐が【木蠹蛾】
ボクトウガ科の昆虫。翅(はね)の開張約5センチ。体は白く、翅に黒点が散在し、腹に黒色横帯がある。灯火に集まる。幼虫はナラ・クヌギなどの幹にトンネルを掘ってすむ。
まいまい‐が【舞舞蛾】
ドクガ科のガ。翅(はね)の開張は雄が約5センチ、雌が8センチ。雄は翅が暗褐色で黒紋があり、昼間盛んに飛び回る。雌は灰白色で暗色紋がある。幼虫は糸でぶら下がるのでブランコ毛虫とよばれ、種々の木の葉...
まつ‐かれは【松枯葉蛾】
カレハガ科のガ。雌は翅(はね)の開張8センチくらいあり、暗褐色で白い横線をもつものが多い。雄は小形で赤褐色や黒褐色・灰褐色など変異がある。夏に発生し、灯火に飛来する。幼虫は松の大害虫で、松毛虫と...
みの‐が【蓑蛾】
鱗翅(りんし)目ミノガ科のガの総称。雄は主に黒褐色で翅(はね)をもち、よく飛ぶ。雌は翅が退化して蛆(うじ)状で、成虫になっても蓑の中で過ごし、雄の飛来を待って交尾・産卵する。幼虫はミノムシ。
めい‐が【螟蛾】
鱗翅(りんし)目メイガ科の昆虫の総称。翅(はね)の開張1〜2センチくらい。体は細長く、翅は体のわりに大きく、足は細い。夜行性で灯火によく集まる。種類が非常に多く、幼虫はさまざまな植物を加害し、大...