ぎ‐さん【蟻酸】
最も簡単なカルボン酸。無色の刺激臭のある液体。アリやハチの毒腺(どくせん)やイラクサのとげなどの葉に含まれ、皮膚にふれると水疱(すいほう)ができる。最初にアリを蒸留して得られたところからの名。有...
ぎ‐しゅう【蟻集/蟻聚】
[名](スル)アリのように数多く群がり集まること。「内外の男女、—蠭屯(ほうちゅん)して」〈織田訳・花柳春話〉
ぎそう‐かん【蟻走感】
皮膚や体内をアリがはっているように感じる異常知覚。
ぎ‐てつ【蟻垤】
「蟻塚(ありづか)」に同じ。
ぎ‐ふ【蟻付】
[名](スル)蟻(あり)が甘い物に群がるように、多くのものが寄り集まること。「自ら名利の存する場所に—して」〈田口・日本開化小史〉
ぎ‐ほう【蟻封】
「蟻塚(ありづか)」に同じ。
ぎ‐よく【蟻浴】
鳥類が羽毛にアリをすりつけたり、はわせたりする行動。アリの出す蟻酸などの化学物質が、ダニなどの外部寄生虫を減らすためと考えられている。日本ではカラスやムクドリに見られる。また、蟻酸を出させたあと...