いかほ【伊香保】
群馬県中部、渋川市の地名。旧町名。榛名山(はるなさん)中腹にあり、古くからの温泉町。また、古くは榛名山の称。[歌枕]「上野(かみつけの)—の嶺(ね)ろに降ろ雪(よき)の行き過ぎかてぬ妹が家のあた...
いなび‐の【稲日野】
「印南野(いなみの)」に同じ。[歌枕]「—も行き過ぎかてに思へれば心恋しき加古(かこ)の島見ゆ」〈万・二五三〉
いなみ‐の【印南野】
兵庫県南部の加古川・明石川二流域にまたがる野。溜め池が多いことで有名。[歌枕]「—は行き過ぎぬらし天伝ふ日笠の浦に波立てり見ゆ」〈万・一一七八〉
おぞ・い【鈍い】
[形][文]おぞ・し[ク]《「おそい」の音変化》頭の働きがにぶい。気が利かない。愚かだ。「—・いこと仕(し)た、行き過ぎたこと仕たと悔んでも」〈露伴・椀久物語〉
オーバーシュート【overshoot】
[名](スル) 1 目標となる地点を行き過ぎること。適正値などを超過すること。「航空機の—」「酸素濃度が—する」 2 相場が、予想以上の大幅な変動を起こすこと。 3 感染症の患者が、ある時点から...
か‐かく【過客】
行き来する人。行き過ぎる人。旅人。「月日は百代(はくたい)の—にして、行きかふ年もまた旅人なり」〈奥の細道〉
かこ‐の‐しま【可古の島】
兵庫県の加古川河口付近にあったという島。[歌枕]「稲日野(いなびの)も行き過ぎかてに思へれば心恋しき—見ゆ」〈万・二五三〉
きき‐とが・める【聞き咎める】
[動マ下一][文]ききとが・む[マ下二] 1 人の話などを聞いて、不審な点などに気づく。また、それを問いただしたり、非難したりする。「失言を—・める」 2 聞いて心にとめる。「逢坂(あふさか)の...
キャンセル‐カルチャー【cancel culture】
特定の人物・団体の反社会的言動を人々が問題視し、追放運動や不買運動などを起こすこと。 [補説]正当な抗議活動としての側面もあるが、SNSで情報を拡散するなどして激しく糾弾し、社会的地位を失わせる...
草(くさ)結(むす)・ぶ
1 草と草を結び合わせ、そこに霊魂をこめて、互いの心が永久に離れないように祈ったり、旅の安全・幸運などを願ったりする。「妹(いも)が門(かど)行き過ぎかねて—・ぶ風吹き解くなまたかへりみむ」〈万...