ゆき‐もどり【行(き)戻り/往き戻り】
[名](スル) 1 行くことと戻ること。行ったり戻ったりすること。いきもどり。 2 嫁に行って戻った女性。出戻り。
ゆき‐わか・れる【行(き)別れる】
[動ラ下一][文]ゆきわか・る[ラ下二]互いに別々の方向へ別れて行く。いきわかれ。「東と西とに—・れる」
ゆき‐わた・る【行(き)渡る】
[動ラ五(四)] 1 広い範囲にもれなく届く。隅々にまで及ぶ。いきわたる。「全家庭に—・る」 2 世間に広く普及する。いきわたる。「宣伝が—・る」 3 行って渡る。渡り行く。「にはたづみ川—・り...
ゆ・く【行く/逝く/往く】
[動カ五(四)] 1 向こうへ移動する。「はやく—・け」 2 目的地へ向かって進む。「学校へ—・く」 3 歩く。歩いて進む。「悪路を—・く」 4 通り過ぎる。「沖を—・く船」 5 年月が経過する...
ゆく‐え【行方】
1 行くべき方向。向かっていく先。「—を定めずに旅立つ」 2 行った方向。行った先。「—が知れない」「—をくらます」 3 今後のなりゆき。また、将来。前途。「外交の—を見守る」「—を案じる」 [...
行方(ゆくえ)無(な)・し
1 行く先のあてがない。また、あてがなくて途方に暮れる。「いづかたとなく、—・き心地し給ひて」〈源・明石〉 2 行った先がわからない。行方が知れない。「ただ今—・く飛び失せなば」〈更級〉
ゆく‐かた【行く方】
1 行く先。ゆくえ。「我も—あれど」〈源・末摘花〉 2 心を晴らす方法。やるかた。多く打消しの語を伴って用いる。「夏草のうへは繁れる沼水の—のなきわが心かな」〈古今・物名〉
ゆくかわ‐の【行く川の】
[枕]川の水が流れて行くようにの意で、「過(す)ぐ」にかかる。「—過ぎにし人の手折(たを)らねば」〈万・一一一九〉
ゆく‐さ【行くさ】
行く時。行きがけ。「—には二人我が見しこの崎をひとり過ぐれば心悲しも」〈万・四五〇〉
ゆく‐さき【行く先】
1 行こうとする目的の場所。ゆきさき。いくさき。いきさき。「—を言わずに出かける」 2 これから先。先行き。将来。前途。行く末。ゆきさき。いくさき。「—どうなるか予断できない」