さし‐やど【指し宿】
宿泊した旅客にその行く先の旅館を指定して紹介すること。また、その旅館。
さし‐わた・す【差し渡す】
[動サ四] 1 さおを差して舟を向こう側へ渡す。「新宮の川舟に奉りて—・すほど」〈増鏡・内野の雪〉 2 一方から他方へかけわたす。架す。「酒壺に—・したる直柄(ひたえ)のひさごの南風吹けば北にな...
さそい‐あわ・せる【誘い合(わ)せる】
[動サ下一][文]さそひあは・す[サ下二]さそいあって一緒に行動する。また、互いに相談してさそいあう。「—・せて会場へ行く」
さっ‐こう【錯行】
1 交互にめぐること。 2 斜めに行くこと。
さつま‐びきゃく【薩摩飛脚】
1 薩摩国へ行く飛脚。 2 《江戸時代、薩摩藩が国情の漏れるのを恐れて領内に入った他国の者の出国を許さなかったことから》行ったきりで帰らないことのたとえ。
さと‐びと【里人】
1 その里に住んでいる人。その土地の人。「薪とる—の話によれば」〈樗牛・滝口入道〉 2 田舎に住む人。 3 里方の人。実家の人。「御かたがたの—侍りつるなかに」〈源・花宴〉 4 宮仕えに出ないで...
さ‐ね【さ寝】
《動詞「さぬ」の連用形から》寝ること。特に、男女が共寝すること。「まかなしみ—に我(わ)は行く鎌倉の水無瀬川(みなのせがは)に潮満つなむか」〈万・三三六六〉
さや‐け・し【明けし/清けし】
[形ク] 1 光がさえて明るい。「—・き月影に見ゆるようなる琵琶の音の澄みわたるを」〈木下尚江・良人の自白〉 「ぬばたまの夜渡る月の—・くはよく見てましを君が姿を」〈万・三〇〇七〉 2 音・声が...
さや‐もち【鞘持ち】
けんかの尻押しをすること。また、その人。「よい拵(こしら)への—と頼みてこそは別れ行く」〈浄・浪花鑑〉
さん【参】
1 加わること。参加。「—・不参を問う」 2 朝廷・寺社など尊貴の所に行くこと。まいること。「—を以てもお悦び申さんと存ずる折から」〈浄・歌軍法〉