だだ‐おし【だだ押し】
奈良県の長谷寺で陰暦正月14日(現在は2月14日)に行われる追儺(ついな)行事。大たいまつで鬼を追い払うもので、修二会(しゅにえ)の結願(けちがん)法要として営まれる。長谷のだだ押し。
だだ‐どう【陀陀堂】
奈良県五條市にある念仏寺本堂の通称。毎年1月14日、鬼走りの行事がある。
ちば‐わらい【千葉笑い】
千葉市の千葉寺で、昔、大みそかの夜に住民が顔を覆い隠して集まり、奉行・役人から一般人に至るまでの行動の正否・善悪をあげつらったり嘲笑(ちょうしょう)したりした行事。
ちゃくだ‐の‐まつりごと【着釱の政】
平安時代、陰暦5月・12月に、囚人に着釱して、検非違使(けびいし)に笞(むち)で打つまねをさせた行事。儀式化して江戸時代まで存続。
ちゃっ‐きら‐こ
神奈川県三浦市三崎で小正月に行われる行事。晴れ着を着た少女たちが家々を巡って踊るもの。名称は、踊り手が持つこきりこの音にちなむとされる。国の重要無形民俗文化財、またユネスコの無形文化遺産。
ちゃつぼ‐どうちゅう【茶壺道中】
江戸時代、宇治の新茶を将軍家へ運ぶ行事。また、その行列。江戸から東海道を経由して茶壺を下し、帰路は中山道を利用した。
ちゅうおう‐かんえつしき【中央観閲式】
陸上自衛隊が、自衛隊記念日の行事の一環として3年に一度行う観閲式。埼玉県の朝霞訓練場で開催される。
ちょうせんおうしつ‐ぎき【朝鮮王室儀軌】
李氏朝鮮王朝の祭礼や主要行事の作法などを記録した文書。計3万3900冊あるとされ、日本の宮内庁やフランス国会図書館などが一部を所蔵していた。朝鮮王朝儀軌。 [補説]日本政府は、韓国側の求めに応じ...
ちょうちん‐ぎょうれつ【提灯行列】
祝賀の行事などのとき、祝意を表すために多くの人が夜、火のついた提灯を持ち、列を組んで行進すること。また、その行列。
ちょうな‐はじめ【手斧始め】
1 家の建築に際し、大工が仕事を始める日に行う儀礼。木造(こづく)り始め。斧(おの)始め。 2 正月に大工が行う仕事始めの行事。《季 新年》