いりでっぽう‐に‐でおんな【入り鉄砲に出女】
江戸幕府が諸大名の謀反を警戒して設けていた諸街道の関所で、鉄砲の江戸への持ち込みと、江戸に住まわせた諸大名の妻女が関外に出るのを厳しく取り締まったこと。
いわつき【岩槻】
さいたま市の区名。旧岩槻市域を占める。もと大岡氏の城下町で、江戸時代には日光御成(おなり)街道の宿駅として発展。ひな人形を特産。
いわぬま【岩沼】
宮城県南部の市。奥州街道の宿場町として発展。東北本線と常磐線の分岐点。承和9年(842)創建と伝える竹駒神社(稲荷)、北東部には仙台空港がある。人口4.4万(2010)。
うえのはら【上野原】
山梨県東端の市。もと甲州街道の宿場町。桂川の流域にあり、アユは名物。甲斐絹(かいきぬ)の産地。平成17年(2005)2月に上野原町と秋山村が合併して成立。人口2.7万(2010)。
うしく【牛久】
茨城県南部の市。陸前浜街道の宿駅から発達。南に牛久沼がある。人口8.2万(2010)。
うしゅう‐かいどう【羽州街道】
江戸時代の街道の一。福島県伊達郡桑折(こおり)から小坂峠・新庄・大館(おおだて)を経て青森に至る、奥州街道の脇(わき)街道。
うまや‐じ【駅路】
1 宿駅のある街道。えきろ。はゆまじ。「香島に向かふ陸(くが)の—なり」〈常陸風土記〉 2 宿場。〈日葡〉
うら‐かいどう【裏街道】
1 公式の街道ではない道路。「日光街道の—」⇔表街道。 2 まっとうでない生き方、また、恵まれない生き方や生活のたとえ。「人生の—ばかり歩(あゆ)んできた」⇔表街道。
えき‐ろ【駅路】
1 宿駅から宿駅へ通じる道。うまやじ。 2 歌舞伎で、宿場・街道の場面で用いる囃子(はやし)。
え‐の‐き【榎/朴】
アサ科の落葉高木。高さ20メートルに達する。葉は非相称の卵円形。初夏、淡黄色の雌花と雄花をつけ、秋に橙(だいだい)色で小豆大の甘い実を結ぶ。材は器具・薪炭用。江戸時代には街道の一里塚に植えられた...