ぱり‐ぱり
[副] 1 張りがあったり、こわばっていたりするさま。「—(と)したおこげ」 2 裂いたりはがしたり、はじけたりする音や、そのさまを表す語。「セロハン包みを—(と)破る」「薄いタイルが—(と)...
ひ‐がき【檜垣/菱垣】
1 檜(ひのき)の薄板を網代(あじろ)に編んでつくった垣根。 2 衣服の文様の一。1の編み目のようになったもの。 3 「菱垣船(ひがきぶね)」の略。
ひき‐はこ・ゆ【引きはこゆ】
[動ヤ下二]衣服の裾をたくし上げ、腰揚げをゆったりさせる。「—・えたる男児(をのこご)」〈枕・一四四〉 [補説]用例は能因本では「ひきはこへ」と、ハ行に活用している。
ひき‐へぎ【引倍木】
衵(あこめ)の裏を引きはがして仕立てた夏用の単(ひとえ)の衣服。
膝(ひざ)が抜(ぬ)・ける
1 衣服の膝の部分が、すり切れたり伸びて前方に突き出たりする。「—・けたズボン」 2 膝に力が入らなくなる。「がっくり—・ける」
ひざ‐こぞう【膝小僧】
衣服などからのぞいている膝頭(ひざがしら)を擬人化していった語。
ひた‐たれ【直垂】
1 垂領(たりくび)で衽(おくみ)がなく、組紐(くみひも)の菊綴(きくと)じ・胸紐があり、袖括(そでぐくり)をつけて露(つゆ)を垂らした衣服。袴(はかま)と合わせて着用し、裾を袴の中に入れた。絹...
ひだ【襞】
1 衣服や布地などにつけた細長い折り目。 2 衣服のひだのように見えるもの。精神的なものについてもいう。「山の—」「心の—に触れる」 3 キノコの傘の裏側にあるしわ。菌褶(きんしゅう)。
ひっつき‐むし【引っ付き虫】
1 衣服につきやすい草の実のこと。オナモミ、ヌスビトハギ、ヤブジラミなど。 2 親にとりついて離れない幼児のこと。
人(ひと)古今(ここん)に通(つう)ぜざるは馬牛(ばぎゅう)にして襟裾(きんきょ)す
《韓愈「符読書城南」から》古今の道理を解さない無学な人は、馬や牛が衣服を着たようなもので、人としての価値がない。