たび‐ごろも【旅衣】
旅で着る衣服。旅装束。
たびゆき‐ごろも【旅行き衣】
「旅衣(たびごろも)」に同じ。「泉川渡り瀬(ぜ)深み我が背子が—濡(ぬ)れひたむかも」〈万・三三一五〉
たま‐ぎぬ【玉衣/珠衣】
玉を飾ったような美しい衣服。りっぱな衣服。たまごろも。「白妙の露の—上にきてからなでしこの花やねぬらん」〈夫木・九〉
たま‐ごろも【玉衣/珠衣】
「たまぎぬ」に同じ。「雲晴れぬ五月きぬらし—むつかしきまで雨じめりせり」〈六条宰相家歌合〉
たれ‐ぎぬ【垂れ絹/垂れ衣】
昔、上から垂れ下げて仕切りや目隠しに用いた布。帳(とばり)。
たん‐い【単衣】
1 ひとえの着物。ひとえもの。「—と雖も甚だ薄し」〈服部誠一・東京新繁昌記〉 2 1枚の着物。
たん‐い【短衣】
丈の短い衣服。
だい‐え【大衣】
《「たいえ」とも》三衣(さんえ)の一。九条ないし二五条の袈裟(けさ)。僧伽梨(そうぎゃり)。
だい‐びゃくえ【大白衣】
「大白衣法」の略。 《「大白衣観音」の略》三十三観音の一、白衣観音のこと。
だし‐ぎぬ【出衣】
「いだしぎぬ」に同じ。「下簾(したすだれ)より—出して」〈太平記・二〉