あえ‐ごろも【和え衣/韲え衣】
和え物を作るときに、材料に混ぜ合わせる調味料。ごま・からし・味噌などのほか、白和えの豆腐、下ろし和えの大根下ろしなど。
あおずり‐の‐きぬ【青摺りの衣】
1 物忌みのしるしとして、白地に山藍(やまあい)の葉などで模様を青く型摺りにした衣。 2 祭礼などに東(あずま)遊びの舞を奉仕する舞人の着用する装束。
あおば‐はごろも【青翅羽衣】
半翅(はんし)目アオバハゴロモ科の昆虫。前翅は淡緑色、後ろ翅は乳白色。広葉樹の樹液を吸う。幼虫は白色の蝋(ろう)物質を分泌し、「しらこばば」とよばれる。
あか‐ぎぬ【赤衣】
《古くは「あかきぬ」とも》 1 赤色に染めた衣服。 2 緋色(あけいろ)の袍(ほう)。五位の官人の服装。あけごろも。 3 検非違使(けびいし)などの下級役人が着る赤い色の狩衣(かりぎぬ)。
あか‐はとり【明衣】
神事・儀式に用いる浄衣(じょうえ)。もとは天皇の御湯殿(おゆどの)に奉仕する蔵人(くろうど)が用いた湯帷子(ゆかたびら)をさした。あけのころも。あかは。
こうい【更衣】
[共通する意味] ★着ていた衣服をぬいで、別の衣服に替えること。[英] a change of clothes[使い方]〔着替え〕▽着替えに手間どる▽着替えの時間がない〔更衣〕▽更衣室[使い分け...
ころも【衣】
[共通する意味] ★僧が身につける衣服。[使い方]〔法衣〕▽法衣をまとう〔袈裟〕▽袈裟をかけて経をよむ〔衣〕▽墨染めの衣[使い分け]【1】「法衣」は、「ほうい」ともいう。【2】「袈裟」は、衣の上...
ころも【衣】
[共通する意味] ★人が身にまとうもの。[英] clothing[使い方]〔衣服〕▽衣服を改める▽衣服を着ける〔衣類〕▽衣類の整理をする〔着物〕▽着物を着替える〔着衣〕▽着衣を取って診断を受ける...
そい【粗衣】
[共通する意味] ★破れたり、つぎはぎだらけの粗末な衣服。[英] rags[使い方]〔ぼろ〕▽ぼろをまとう〔粗衣〕▽粗衣粗食[使い分け]【1】「粗衣」は、文章語。【2】「ぼろ」は、「襤褄」とも書...
ちゃくい【着衣】
[共通する意味] ★人が身にまとうもの。[英] clothing[使い方]〔衣服〕▽衣服を改める▽衣服を着ける〔衣類〕▽衣類の整理をする〔着物〕▽着物を着替える〔着衣〕▽着衣を取って診断を受ける...
えんちょうこくい【円頂黒衣】
僧の姿かたちのこと。また、僧のこと。▽「円頂」は髪をそった丸い頭。「黒衣」は墨染めの法衣ほうえの意。
くはいしい【狗吠緇衣】
いつも着ている服装を変えると怪しまれてしまうこと。
げいしょううい【霓裳羽衣】
薄絹などで作った、女性の美しくて軽やかな衣装のこと。また、舞曲の名。もと西域から伝来したものという。一説に唐の玄宗が仙人と月宮に遊び、仙女の舞を見たが、玄宗はその音調を覚えて帰り、楽士にそのとおり作らせたのがこの楽曲という。楊貴妃ようきひはこの舞を得意としたとされる。▽「霓裳」は虹にじのように美しいもすそ(スカート)の意。「霓」は虹。「羽衣」は鳥の羽で作った軽い衣。天あまのはごろも。天人や仙人が着て空を飛ぶという。
げんしょうこうい【玄裳縞衣】
つるの姿の形容。転じて、つるの異名。黒のはかまと白い上着の意から。▽「玄」は黒の意。「裳」はもすそ・したばかま。「縞」は白の意。また、白ぎぬの意。「衣」はころも・上着。
りょうたいさいい【量体裁衣】
実際の状況に応じて、物事を現実に適した形で処理する策を講じること。からだの寸法を測って、寸法通りに衣服を作る意から。▽「量体」はからだ・現実の姿を量ること。「体たいを量はかりて衣いを裁たつ」と訓読する。