つぼ‐おり【壺折】
1 小袖・袿(うちき)などの裾(すそ)をたくし上げ、腰のあたりを紐(ひも)で結び留めてから折り下げること。→壺装束(つぼそうぞく) 2 歌舞伎の衣装の一。錦(にしき)などで作った、広袖で丈長(た...
つま‐で【枛手】
荒削りした、かどのある材木。角材。「衣手の田上山の真木さく檜(ひ)の—を」〈万・五〇〉
つまみ‐あらい【摘み洗い】
[名](スル)衣服などの汚れた部分だけをつまんで洗うこと。「襟を—する」
つ・める【詰める】
[動マ下一][文]つ・む[マ下二] 1 容器などに物を入れていっぱいにする。ぎっしり入れてすきまがないようにする。「衣装を—・めた鞄(かばん)」「料理を重箱に—・める」 2 穴やすきまに物を入れ...
つゆ【露】
[名] 1 晴れた朝に草の上などにみられる水滴。地面や物体が露点以下の温度まで冷えると、大気中の水蒸気が凝結して生じる。「葉に—を置く」《季 秋》「市人の物うちかたる—のなか/蕪村」 2 わず...
つゆわけ‐ごろも【露分け衣】
露の多い草の中などを分けて行くときに着る衣。「夏草の—着けなくに我が衣手の乾(ふ)る時もなき」〈万・一九九四〉
つる‐にょうぼう【鶴女房】
異類婚姻譚の一。男に命を助けられた鶴が報恩のために嫁に来て、自分の羽で美しい布を織るが、やがて正体を見破られて去るという物語。羽衣伝説と同系のものとされる。
つる‐の‐ほうちょう【鶴の庖丁】
江戸時代、正月17日に、将軍から朝廷に献上した鶴を、清涼殿で料理した儀式。料理人が衣冠を正し、故実により調理した。
つるばみ【橡】
1 クヌギ、またはその実のどんぐりの古名。〈和名抄〉 2 1の実またはその梂(かさ)を煮た汁で染めた色。灰汁(あく)媒染して薄茶色、鉄媒染して焦げ茶色や黒色に染める。また、その色の衣服。 ㋐奈良...
つんつるてん
[名・形動] 1 衣服の丈が短くて、手足や膝(ひざ)が現れていること。また、そのさま。「—な(の)着物」 2 頭が完全にはげていること。また、そのさま。「—に剃り上げる」