ぬ‐ばかま【奴袴】
《指貫(さしぬき)に「袴奴」の字を用いたのを逆にし、誤読したもの》指貫(さしぬき)の異称。「烏帽子直衣に—の稜(そば)取り」〈盛衰記・六〉
ぬ‐ばかり
[連語] 《打消しの助動詞「ず」の連体形+副助詞「ばかり」》動詞の未然形に付く。…ないだけ。…ないほど。「桜花折りて見しにも変はらぬに散ら—ぞしるしなりける」〈新古今・雑上〉
《完了の助動詞...
ぬめり‐ふう【滑り風】
浮かれた風体。なまめかしいそぶり。「衣紋繕ひ…虎にしかけの—」〈浄・虎が磨〉
ぬれ‐ぎぬ【濡れ衣】
1 濡れた衣服。身に覚えのない罪をいうたとえ。「その疑いは—だ」 2 根拠のないうわさ。無実の浮き名。ぬれごろも。「憎からぬ人ゆゑは、—をだに着まほしがる類もあなればにや」〈源・紅葉賀〉
濡(ぬ)れ衣(ぎぬ)を◦着(き)る
1 無実の罪を負わされる。「仲間をかばって—◦着る」 2 根拠のない浮き名を立てられる。「名にし負はばあだにぞあるべきたはれ島浪の濡れ衣着るといふなる」〈伊勢・六一〉
ぬれ‐ねずみ【濡れ鼠】
水に濡れた鼠のように、衣服を着たまま全身がずぶ濡れになること。「夕立で—になる」
ヌード‐カラー
《(和)nude+color》肌の色。また、衣服や口紅、マニキュアなどの色が肌色であること。
ね‐おし【寝押し/寝圧し】
[名](スル)衣類などを寝床の下に敷いて、しわをのばしたり折り目をつけたりすること。寝敷き。「ズボンを—する」
ねずみ‐ごろも【鼠衣】
ねずみ色の法衣(ほうえ)。「小僧が破れた—に歯欠け下駄を穿いて」〈木下尚江・良人の自白〉
ね‐ずり【根摺り】
ムラサキソウの根ですり染めること。また、染めたもの。「みかりするかきの—の衣手に乱れもどろにしめるわが恋」〈経信集〉