み‐がる【身軽】
[名・形動] 1 動作が軽快であること。また、そのさま。「—に川を飛び越える」 2 衣服・荷物などに余分なものがないこと。また、そのさま。「—な格好」 3 責任・職務などから離れて、気楽であるこ...
みくしげ‐どの【御匣殿/御櫛笥殿】
1 内裏の貞観殿(じょうがんでん)の中にあり、内蔵寮で調進する以外の天皇の衣服などの裁縫をする所。 2 《「御匣殿の別当」の略》御匣殿の女官の長で、上﨟女房がなる。
貞観殿の異称。
み‐けし【御衣】
《「けし」は尊敬語「けす」の連用形から》貴人を敬って、その衣服をいう語。おめしもの。みぞ。おんぞ。「筑波嶺の新桑繭(にひぐはまよ)の衣はあれど君が—しあやに着欲しも」〈万・三三五〇〉
み‐ごろ【身頃/裑】
《「身衣(みごろも)」の略》衣服の、襟・袖・衽(おくみ)などを除いた、からだの前と後ろを覆う部分の総称。前身頃と後ろ身頃。
みさ‐みさ
[副]ひどくぬれているさま。びしょびしょ。「背中は紅の練単衣(ねりひとへ)を水にぬらして着せたるやうに、—となりてありけるを」〈宇治拾遺・二〉
みし‐と【緊と】
[副]力を入れて何かをするさま。しかと。ひしと。「立ちながら衣(きぬ)ごしに—いだきて」〈著聞集・八〉
み‐しぶ【水渋】
「水銹(みさび)」に同じ。「衣手(ころもで)に—付くまで植ゑし田を」〈万・一六三四〉
みじか‐らか【短らか】
[形動ナリ]「みじかやか」に同じ。「素絹(そけん)の衣の—なるに、白き大口ふくみくくみ」〈平家・二〉
みす‐みす【見す見す】
[副]《動詞「見す」を重ねた語》 1 見ていながら、また事情がわかっていながら、それにふさわしい対応をしないさま。また、条件に恵まれながら、何もできずに終わってしまうさま。むざむざと。「宝の山に...
み‐すり【み摺り】
衣に花・葉などで色を染めつけること。「雪そそぐ花の—の狩衣うち払へどもむら返りつつ」〈夫木・一八〉