おく‐そで【奥袖】
袍(ほう)・狩衣(かりぎぬ)・直垂(ひたたれ)などの袖で、袖つけのほうの部分。
奥歯(おくば)に衣(きぬ)着(き)・せる
物事をはっきり言わず、どこか思わせぶりに言う。→歯に衣着せぬ [補説]「衣(きぬ)」は衣服のこと。「奥歯に絹着せる」と書くのは誤り。
おぐら‐ひゃくにんいっしゅ【小倉百人一首】
藤原定家が京都小倉山の山荘で選んだといわれる百首の歌。天智天皇から順徳院まで百人の和歌1首ずつを集めたもので、近世以後、歌ガルタとして広まった。百人一首。百人首(ひゃくにんしゅ)。 [補説]小倉...
オケージョン【occasion】
1 場合。特定の状況。TPOのOにあたる。 2 式典や儀式など、特別な行事。日本では、行事の際の衣服をさしていうこともある。「—スタイル」
おさめ‐どの【納め殿】
宮中や貴族の邸宅で、貴重品・衣服・調度などを納めておく所。
おし‐い・ず【押し出づ】
[動ダ下二] 1 押して外へ出す。押し出す。「心安くも対面し給はぬを、これかれ—・でたり」〈源・東屋〉 2 出衣(いだしぎぬ)をする。押し出(い)だす。「あまた小半蔀(こはじとみ)の御簾(みす)...
おし‐いだし【押し出だし】
「押し出だし衣(ぎぬ)」の略。
おしいだし‐ぎぬ【押し出だし衣】
「出衣(いだしぎぬ)」に同じ。
おし‐いだ・す【押し出だす】
[動サ四] 1 押して外のほうへ出す。「(櫛(くし)ノ箱ノ蓋(ふた)ニ)髪の、筋、裾つきいみじう美しきを綰(わ)げ入れて—・す」〈堤・このついで〉 2 出衣(いだしぎぬ)をする。押し出す。「衣(...
おし‐かえし【押し返し】
[副]逆に。反対に。あべこべに。「藤宰相の童は、赤色を着せて、下仕への唐衣に青色を—着たる、ねたげなり」〈紫式部日記〉