きくごろう‐じま【菊五郎縞】
浴衣(ゆかた)・手拭(てぬぐ)いなどに用いられる格子縞の一種。歌舞伎役者の3世尾上菊五郎が用いて流行したもの。4本と5本の筋を組み合わせた格子の中に「キ」と「呂」の文字を交互に配し、四と五を加え...
きく‐ざ【菊座】
1 菊の花をかたどった座金(ざがね)。兜(かぶと)や鎧(よろい)の飾りにする。きくのざ。 2 衣服などの穴の周囲を放射状に糸でかがること。 3 カボチャの一品種。実は扁球形で、深い縦の彫りがある...
き‐くず・す【着崩す】
[動サ五(四)] 1 衣類を、これ以上着られないというほどに着古す。 2 粋な感じを出すために、装いの一部をわざと乱す。着物や帯をゆるく着付けたり、フォーマルスーツにカジュアルな小物を合わせたり...
き‐くず・れる【着崩れる】
[動ラ下一][文]きくづ・る[ラ下二] 1 着物の着付けが乱れる。「帯がゆるんで—・れる」 2 長い間着ているために衣服の形が崩れる。「—・れたスーツ」
きく‐にんぎょう【菊人形】
菊花で衣装部分をこしらえた人形。また、その見世物。主に歌舞伎の当たり狂言に題材をとる。《季 秋》「夜風たつ—のからにしき/蛇笏」
き‐ぐせ【着癖】
その人特有の衣服の着方。
き‐ぐるみ【着包み】
1 着たままそっくり。着ている物を含めて全部。「命が惜しくば、—脱いで置いて行け」 2 演劇・映画・イベントの時などに、人間がその中に入って演技する動物やマスコットなどの衣装。縫いぐるみ。 [補...
きこえ‐かわ・す【聞こえ交はす】
[動サ四]「言い交わす」の謙譲語。お話を申し上げたりうかがったりする。便りを差し上げたりいただいたりする。「いまは、いづかたも疎疎(うとうと)しからず、—・し給へど」〈狭衣・三〉
きこえ‐や・る【聞こえ遣る】
[動ラ四]「言い遣る」の謙譲語。 1 手紙や伝言などをお伝え申し上げる。「姨捨山の月にはあらぬわが心も—・らむ方なくて」〈狭衣・四〉 2 (多く打消しの形で用いる)言うべきことを最後まで申し上げ...
き‐こなし【着熟し】
衣服の着方。「—がうまい」