衣(ころも)の珠(たま)
「衣の裏の珠」に同じ。
ころも‐や【衣屋】
僧衣を仕立て、また商う人。また、その家。「—の娵(よめ)をしがってしかられる」〈柳多留・二二〉
衣(ころも)を返(かえ)・す
衣を裏返しに着る。こうして寝ると思う人を夢に見ることができるという俗信があった。「いとせめて恋しき時はむばたまの夜の—・してぞ着る」〈古今・恋二〉
こわごわ・し【強強し】
[形シク] 1 いかにもこわばっている。ごわごわしている。「裳、唐衣(からぎぬ)など—・しく装束きたるもあり」〈能因本枕・一二四〉 2 無骨である。ぎこちない。「おのづから—・しき声に読みなされ...
こわ‐そうぞく【強装束】
公家の装束で、袍(ほう)や直衣(のうし)などの地質にのりを固く引き、冠帽類には漆を厚く塗って、折り目をつけた形の着装様式。平安末期から流行した。こわしょうぞく。→萎装束(なえそうぞく)
こわ‐つき【声付き】
声のようす。こえつき。「かへすがへす申しあぐる—、いと頼もしげなれど」〈狭衣・四〉
こわ‐らか【強らか】
[形動ナリ] 1 手触りがかたいさま。ごわごわしているさま。「練り色の衣の—なるを着て」〈今昔・二二・七〉 2 荒々しいさま。無骨なさま。「片田舎の侍(さぶらひ)どもの、—にて」〈平家・一〉
こん‐い【袞衣】
「こんえ(袞衣)」に同じ。
こんいん‐ひよう【婚姻費用】
結婚した夫婦が共同生活を送るのに必要な費用。衣食住費のほか、教育費・娯楽教養費・交際費なども含む。 [補説]民法第760条により、夫婦は資産・収入などの事情を考慮して、婚姻費用を分担すると規定さ...
こん‐え【袞衣】
《「袞竜(こんりょう)の御衣(ぎょい)」の略》天子の礼服。こんい。「—の御袖を御顔に押当てさせ御座(おはしま)せば」〈太平記・二三〉