かん‐ねん【観念】
[名](スル) 1 物事に対してもつ考え。「時間の—がない」「固定—」 2 あきらめて、状況を受け入れること。覚悟すること。「もうこれまでと—する」 3 哲学で、人間が意識の対象についてもつ、主...
くう‐かん【空間】
1 物体が存在しないで空いている所。また、あらゆる方向への広がり。「—を利用する」「宇宙—」「生活—」 2 哲学で、時間とともにあらゆる事象の根本的な存在形式。それ自体は全方向への無限の延長とし...
こく‐じ【国璽】
国家の表象として用いる印。日本では明治元年(1868)から使われ、現用のものは明治7年(1874)に作製された約9センチ四方の金印。ともに「大日本国璽」と刻された。現在は勲記だけに用いる。
コンプレックス【complex】
1 精神分析用語。情緒的に強く色づけされた表象が複合した心理。抑圧されながら無意識のうちに存在し、現実の行動に影響力をもつ。マザーコンプレックス・エディプスコンプレックス・インフェリオリティーコ...
ご‐うん【五蘊】
《「蘊」は、梵skandhaの訳。五つの積集の意》仏語。存在を構成する五つの要素。すなわち、物質的、身体的なものとしての色蘊(しきうん)、感覚作用としての受蘊、表象作用としての想蘊、意志・欲求な...
さい‐じゅん【最純】
[名・形動ナリ]もっとも純粋であること。全くまじりけのないこと。また、そのさま。「—なる表象はただちに意志である」〈倉田・愛と認識との出発〉
し‐こう【思考】
[名](スル) 1 考えること。経験や知識をもとにあれこれと頭を働かせること。「—を巡らす」「—力が鈍る」 2 哲学で、広義には、人間の知的精神作用の総称。狭義には、感覚や表象の内容を概念化し、...
しゃ‐しょう【写象】
《(ドイツ)Vorstellung》心に浮かんでくる具象的な考え。知覚に基づいて意識にあらわれる客観的内容。表象。
しゃ‐しょう【捨象】
[名](スル)事物または表象からある要素・側面・性質を抽象するとき、他の要素・側面・性質を度外視すること。→抽象
しゅうごう‐ひょうしょう【集合表象】
フランスの社会学者デュルケームの概念の一。集団生活がつくりあげる表象。個々人の意識において形成される個人表象と質的に異なり、個人に対して拘束力をもつ。宗教・道徳・思想・知識など。表象。社会表象。...