ない‐ない【内内】
[名・形動] 1 表立てないでひそかに、また、非公式に事を行うこと。また、そのさま。内密。うちわ。「—の約束」「—に処理する」 2 物事の内部、内側。「—の館(たち)のありさま」〈平家・四〉 ...
ない‐ひ【内皮】
1 物の内側の皮。⇔外皮。 2 脊椎動物の血管・リンパ管などの内腔表面を覆う1層の扁平な上皮細胞群。一般に透過性があり、毛細血管では血液成分などが出入りする。 3 植物の根・茎・葉の皮層の最も内...
ないぶ‐ひばく【内部被曝】
体内に取り込まれた放射性物質による被曝。汚染された飲食物を経口摂取したり、放射性の粉塵を肺に吸い込んだりするほか、傷口から血液中に取り込まれることなどが考えられる。放射線の到達距離が短いα線とβ...
ない‐よう【内容】
1 容器や包みなどの、中に入っているもの。なかみ。「手荷物の—を申告する」 2 物事を成り立たせているなかみ。実体。実質。「試合の—に不満が残る」 3 文章や話などの中で伝えようとしている事柄。...
なか【中】
1 空間的に仕切られた物の内側。内部。「建物の—に入る」「部屋の—が丸見えだ」 2 中央。まんなか。「込み合いますから—へお詰め下さい」 3 二つの物事のあいだ。中間。また、中庸。「ハムを—に挟...
なか‐おもて【中表】
布地などの表面を内側にして畳むこと。⇔外表。
なかば‐の‐つき【半ばの月】
1 半円形の月。半月(はんげつ)。「末の世を照らしてこそは二月(きさらぎ)の—は雲がくれけれ」〈続千載・釈教〉 2 月半ばの月。満月。特に、中秋の名月。「秋の空、余りにたへぬ—」〈謡・雨月〉 3...
なぎ‐づら【薙ぎ面】
木材の表面を手斧(ちょうな)で削って凹凸に仕上げる方法。風流な趣のあるものとして用いる。なぐり。
無(な)げのあわれ
心からではない、表面だけの同情。「—をもかけ給ふ人あらむをこそは」〈源・柏木〉
なしじ‐おり【梨子地織(り)】
布の表面に縮緬(ちりめん)のしぼのようなものを出し、梨の実の表皮に似た外観をもたせた織物。婦人子供服地・着尺地・半襟(はんえり)などに用いる。花崗織(みかげお)り。