せん‐もう【繊毛】
細胞表面に密生する、きわめて細く短い毛。鼻腔・気管・気管支・卵管などの表面や、原生動物の繊毛虫類の体表にみられ、運動性がある。
せん‐りゃく【浅略】
1 思慮などが浅いこと。また、あさはかな策略。浅謀。 2 《「浅略釈」の略》密教でいう四重秘釈の一。世間一般の表面的な解釈。→深秘(じんぴ)
せん‐りゅう【潜流】
海洋の表層部の下を、表面海流とは違った向きに流れる海流。赤道潜流など。
セービン‐の‐しき【セービンの式】
室内や音楽ホールなどの残響時間を求める経験的な式。音場の容積V立方メートル、表面積S平方メートル、壁の平均吸音率αの場合、残響時間Tはセービンの式、T=0.161V/Sαで表される。容積に比例し...
ぜ‐じょう【軟障】
《「ぜんじょう」の撥音の無表記》宮中の行事の際の装飾を兼ねた障屏用の幕。柱の間、御簾(みす)の内側にかけた。ふつう、絹地の表面に唐絵や大和絵を描き、周囲に紫の綾(あや)の縁を巡らし、乳(ち)に綱...
ぜに‐ごけ【銭苔/地銭】
1 ゼニゴケ科の苔(たい)類。湿地などに群生する。緑色の葉状体で幅約1センチ、長さ約5センチ。地をはい、二股状に分かれる。雌雄異株。傘状の生殖器が上に伸び、雄器托は円盤状、雌器托は手のひら状に裂...
ゼロクーポン‐さい【ゼロクーポン債】
《zero-coupon bond》海外で発行されている中長期の外貨建て割引債。クーポンレート(表面利率)がゼロであるためにいう。
ぜん‐じゅう【善柔】
1 表面は柔和で、内心は誠意のないこと。また、その人。「苦言を悪み—を好し」〈阪谷素・明六雑誌四三〉 2 善良で気の弱いこと。
ぜん‐じゅんかん【全循環】
湖沼などの閉鎖された水域環境において、冬季に表面の水が低温・高密度になって下降し、湖底の水と入れ替わる現象。この鉛直方向の循環によって、水域全体に酸素が供給される。冬季に湖の表面が十分に冷やされ...
ぜんじゅんかん‐こ【全循環湖】
表面と底層の水が循環し、水域全体の水が混ざり合う全循環が生じる湖。