きん‐ぽう【錦袍】
錦(にしき)で作った上衣。
けってき‐の‐ほう【闕腋の袍】
両わきの袖付けの下を縫い合わせないで開け広げたままの袍。襴(らん)がなく、動きやすくしたもの。武官や幼年の束帯に用いた。縫腋(ほうえき)の袍に対していう。わきあけ。襖(あお)。闕腋。
こうろぜん‐の‐ごほう【黄櫨染御袍】
袍(ほう)のうち黄櫨染(こうろぜん)のもの。弘仁11年(820)に天皇の御服と定められ、明治以降は即位の礼の際にも身につけられる。
こ‐すおう【小素襖】
袖細(そでぼそ)の素襖。略式のもので、半袴(はんばかま)を用いる。
こ‐ほう【小袍】
袖が一幅(ひとの)で、端袖(はたそで)をつけない袍。貴人の元服・結髪に奉仕する者が、常の装束の上に着た。
ざっ‐ぽう【雑袍】
直衣(のうし)のこと。ぞうほう。
す‐おう【素襖/素袍】
直垂(ひたたれ)の一種。裏をつけない布製で、菊綴(きくとじ)や胸ひもに革を用いる。略儀の所用で、室町時代は庶民も日常に着用した。江戸時代には形式化して長袴(ながばかま)をはくことが普通になり、大...
チーパオ【旗袍】
《(中国語)》女性用のワンピース式の中国服。
つっ‐ぽう【筒袍】
「筒袖(つつそで)」に同じ。「ひとえものの下へ白き—をきて」〈魯文・安愚楽鍋〉
どう‐ほう【同袍】
《「詩経」秦風・無衣から。困窮の時には1枚の袍(綿入れの上着)を共用する親しい間柄の意》ともだち。友人。