ひ‐の‐はかま【緋の袴】
「紅(くれない)の袴」に同じ。
ひ‐ばかま【緋袴】
緋色(ひいろ)のはかま。ひのはかま。
ひら‐ばかま【平袴】
「半袴(はんばかま)」に同じ。
ふじ‐ばかま【藤袴】
1 キク科の多年草。川岸などに生え、高さ約1メートル。茎は直立し、葉は三つに裂けていて、対生する。8、9月ごろ、淡紅紫色の頭状花を密につける。秋の七草の一。蘭草。《季 秋》「—吾亦紅(われも...
ふたりばかま【二人袴】
狂言。婿入りする男が父親と舅(しゅうと)の家に行き、1着の袴で親と交代に舅の前に出る。二人一緒に出るよう求められ、袴を二つに裂いてそれぞれ前に当てて取り繕うが、舞をまううちに見つかる。
ふんごみ‐ばかま【踏込袴】
袴の一種。裾を狭く細くした野袴。
へい‐こ【弊袴】
古び破れたはかま。
ほう‐こ【布袴】
1 布製の括(くく)り袴(ばかま)。裾口の括り緒から指貫(さしぬき)の袴ともいう。 2 束帯の表袴(うえのはかま)・大口袴の代わりに指貫・下袴を用いた服装。束帯に次ぐ礼装で、朝儀以外の内々の式な...
まちだか‐ばかま【襠高袴】
男子が羽織とともに正装に用いる、襠を高く仕立てた袴。
まちなし‐ばかま【襠無し袴】
襠のない、スカート状の袴。明治中ごろに女学生が着用していたが、のちには男子も略式に用いた。行灯袴(あんどんばかま)。