じゅうに‐ひとえ【十二単】
1 女房装束の中世・近世における俗称。単(ひとえ)の上に数多くの袿(うちき)を重ねて着たことからいう。 2 シソ科の多年草。原野に生え、高さ約15センチ。全体に白い毛が密生し、葉は白緑色で縁にぎ...
じゅん‐れい【巡礼/順礼】
[名](スル)聖地や霊場を巡拝する旅によって、信仰を深め、特別の恩寵(おんちょう)にあずかろうとすること。また、その人。イスラム教徒のメッカ巡礼、ユダヤ教徒・キリスト教徒のエルサレム巡礼、日本の...
じょ‐ぼく【如木】
《「じょもく」とも》のりを強くきかした装束。また、のちに転じて、勅使行列のときに白張りを着、立烏帽子(たてえぼし)・紅袴をつけて帯剣し、履(くつ)・傘などを持って公卿の供をした雑色(ぞうしき)。...
すく‐よか【健よか】
[形動][文][ナリ] 1 すくすくと育つさま。丈夫であるさま。すこやか。「—に育つ」 2 心がしっかりしているさま。「この内の御心いと—に」〈栄花・松の下枝〉 3 きまじめであるさま。律義。「...
すり‐はく【摺箔】
1 布帛(ふはく)に糊(のり)やにかわなどで模様を描き、金箔・銀箔を押しつけたもの。 2 能装束の一。白または浅葱(あさぎ)無地の平絹に金箔・銀箔で模様をすり出したもの。女役の着付けに用いる。
そう【装〔裝〕】
[音]ソウ(サウ)(漢) ショウ(シャウ)(呉) [訓]よそおう [学習漢字]6年 〈ソウ〉 1 衣類などを着けて身繕いする。「装身具/軍装・女装・盛装・男装・武装・服装・扮装(ふんそう)・変...
そう‐ずく【装束】
「しょうぞく(装束)」に同じ。「二人の婿の—」〈落窪・一〉
そう‐ず・く【装束く】
[動カ四]《名詞「そうずく(装束)」の動詞化》「しょうぞ(装束)く」に同じ。「舞の子ども、君達いとになく—・きて」〈宇津保・嵯峨院〉
そうぞき‐わ・く【装束き分く】
[動カ下二]それぞれ別々の装束をつける。「鳥、蝶に—・きたる童べ八人」〈源・胡蝶〉
そう‐ぞく【装束】
1 「しょうぞく(装束)1」に同じ。「壺(つぼ)—」「—の袴(はかま)を取り寄せさせ給ひて」〈源・夕顔〉 2 「しょうぞく(装束)2」に同じ。「参りて奏せむ。車に—せよ」〈大鏡・花山院〉