いなか‐みそ【田舎味噌】
麦味噌のこと。色は黄白色から赤褐色まで、味は甘口・辛口がある。
いな‐ご【稲子/蝗】
イナゴ科イナゴ属の昆虫の総称。ハネナガイナゴ・コバネイナゴなど。体長2〜4センチ。背部が褐色、ほかは黄緑色のものが多い。水田や湿田に夏から秋に多くみられ、稲などの害虫。つくだ煮などにして食べる。...
いなずま‐よこばい【稲妻横這】
ヨコバイの一種。体長は翅(はね)の先まで約4.5ミリで、全体が黄褐色。前翅に稲妻模様のような斑点がある。稲・麦などの害虫。→横這い3
いぬ‐がや【犬榧】
イチイ科の常緑小高木または低木。暖地に自生。樹皮は黒褐色で浅い裂け目が縦に走る。葉は線形で、羽状につく。雌雄異株。3、4月ごろ、黄色の雄花、緑色の雌花がつく。果実は丸く、外種皮は肉質。
いぬ‐くぐ【犬磚子苗】
カヤツリグサ科の多年草。日当たりのよい草地に生え、高さ30〜50センチ。夏から秋、苞(ほう)の上に穂を数個つける。穂は緑色から褐色に変わる。
いぬ‐しで【犬四手】
カバノキ科の落葉高木。山野に自生。樹皮は暗灰色。若枝や若葉に白い毛が多い。初夏、黄褐色の雄花が尾状の穂となって垂れ下がり、淡緑色の雌花は群生して咲いて、秋に果穂が垂れ下がる。しろしで。そね。
いぬ‐のみ【犬蚤】
ヒトノミ科のノミ。体長2ミリほどで、全体が赤褐色。犬や猫・ネズミなどに寄生。
いぬ‐ぶな【犬橅/仙毛欅】
ブナ科の落葉高木。山地に自生し、高さは約25メートルに達する。樹皮は黒褐色、いぼ状の皮目がありざらつく。葉は楕円形で裏面に毛があり灰白色。5月ごろ花をつける。主に太平洋側のブナ帯下部に分布。くろぶな。
いぬ‐わし【犬鷲/狗鷲】
タカ科の鳥。全長約85センチ。全身茶褐色で、頭の後方は金色。ノウサギなどを捕食。日本では北海道・本州の山地にすむが、数は少ない。天然記念物。《季 冬》
いぬ‐わらび【犬蕨】
メシダ科の多年生のシダ。山野に生える。根茎は地中をはい、葉は長さ40〜80センチ。葉柄に赤褐色の鱗片(りんぺん)がまばらにつく。葉は先がとがった卵状楕円形の小葉からなる複葉。