だいふうし‐ゆ【大風子油】
ダイフウシの種子から得る油。黄色または黄褐色で、特異なにおいを放つ。かつてはハンセン病の治療に用いられた。
だいみょう‐せせり【大名挵蝶】
セセリチョウ科のチョウ。翅(はね)は黒褐色で、前翅に大小の白紋がある。林縁に多くみられ、花に集まる。幼虫の食草はヤマノイモなど。
だけ‐かんば【岳樺】
カバノキ科の落葉高木。高山や北地にみられ、樹皮は淡褐色ではげやすい。5月ごろ、雄花と雌花がつく。草紙樺(そうしかんば)。
だつ【駄津】
ダツ目ダツ科の海水魚。全長約1メートル。体は細長く、側扁する。上下両あごが伸びて長いくちばし状となり、鋭い歯がある。背側は緑褐色、腹側は白色。食用。
だんご‐むし【団子虫】
オカダンゴムシ科の甲殻類。体長14ミリくらい。灰褐色から青灰色。全体がかまぼこ形で、触れると体を丸める。倒木や石の下、落ち葉の中に多い。広くは、海岸の小石の間にいるハマダンゴムシなどを含め、体を...
ダーク‐ラム【dark rum】
濃い褐色で風味の強いラム酒。→ホワイトラム
ちぐさ‐がい【千種貝】
ニシキウズガイ科の巻き貝。浅海の海藻の上にすむ。貝殻は円錐形で殻高2センチくらい。殻表は滑らかで、色彩は個体により鮮紅色・緑褐色など変化に富む。北海道南部から南に分布。
ちちこ‐ぐさ【父子草】
キク科の多年草。山野に生え、高さ15〜30センチ。葉は細く、葉の裏面や茎に白い綿毛が密生。春、茶褐色の花を密につける。果実にも白い冠毛がある。名は、似ているハハコグサに対してつけたもの。《季 春》
ちち‐たけ【乳茸】
ベニタケ科のキノコ。ブナなどの木の下に生え、傘は直径5〜12センチ、表面は黄褐色で裏面は淡黄色。傷つけると白い乳液が出る。渋味があるが食用。
ちちぶ【知知武】
ハゼ科の魚。全長約15センチ、尾に向かって側扁が強く、雄は第1背びれが長く伸び、体色は暗褐色。河口の汽水域に多いが淡水域にもみられる。つくだ煮にする。だぼはぜ。ごり。《季 夏》